COMPASS熊本西 楽しく学ぶために(1)

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS熊本西に昨年夏から通っているのは、小学校1年生の女の子。
COMPASSの利用は1年生の夏休みになってからでしたが、そのときはひらがなの読み書きができませんでした。
その場の空気に流されてしまい、自分の気持ちや意見を言うことができませんでした。
またお友達にとって誰かの発言はふわふわとした綿帽子にくるまれて聞こえているかのようで、先生の話の大事な部分を聞き漏らしてしまうこともありました。

そんなお友達に、保護者様は「上手にひらがなの読み書きができるようになってほしい。」と願っておられました。
また「言葉の伝え方を学び、自分の思いを伝えられるようになって欲しい。」と言われ、お友達が活き活きとメリハリのある学校生活をしてほしい。」と希望しておられました。

そこでCOMPASSで作成した個別支援計画の学習面ではひらがなの理解を深めることから始め、周りのお友達と場を共有し、交流できるように導いていきます。
ひらがなをしっかり捉える事ができてからは、ひらがなの書き方・読み書きができるようになり、お友達に対して自分の気持ちを伝えられるように導きます。
そのためにCOMPASSでは「みつばプリント」、「ひらがなのおけいこ」、「みつばの五十音表」、ホワイトボードでの「ひらがなの点なぞり」、「しりとりプリント」などを活用し、少しずつ集団活動へも促していきます。

とても素直なお友達、先生の促しに従って着座し、提示された課題に取り組みます。
どちらかといえば言われたことに応えようとしますが、積極的に意欲を見せるというわけでもありません。
そこでお友達がノリノリな気分で取り組めるように「ひらがなのおけいこ」などのプリントを1文字、1枚でも完了させるたびに先生は大袈裟なくらい褒め続けました。
例えば「ひらがなのおけいこ」では、前回やり終えたひらがなを2つか3つ程度反復しておさらいし、その後で、新しいひらがなを2つか3つトライするように心がけました。

そしてそのどちらでも、できたら褒める、がんばれたら欠かさず褒めることを忘れませんでした。
お友達のモチベーションを継続させるためにも、また、自分の意見や考えを伝える練習のためにも、積極的にお友達に話しかけ、お話を聞いて褒める・驚く・掘り下げていくなど、先生たちは大仰にリアクションをとってお友達の嬉しい・楽しいという気持ちを満たすように働きかけ続けました。

「ひらがなを覚えると、こんな楽しいこともあるんだ!」と感じられるようにいろいろな工夫を凝らしていきました。
そこで学習としてではなく、個人的にもひらがなに興味を持てるよう、大好きな保護者様やお姉さんに可愛らしいカードにメッセージを作ったり、可愛いレターセットでお手紙を書くような試みにも挑戦しました。
また宝探しのゲームでは、ゲームのヒントとなるカードをお友達が自ら書いて、先生たちと一緒に解読しながら宝探しを楽しんだりもしました。

少しずつ、笑顔を見せるようになって来ると、先生たちは周りのお友達と関われる場を増やし、集団活動へも参加できるように導きながら、人と関わるルールやマナーを伝えていきました。
やがて1か月が過ぎた頃にはお友達の意欲も高くなり、すっかりひらがなの読み書きもほとんどができるようになっていきました。

COMPASS発達支援センター熊本西
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