COMPASS井堀 意識が変わると・・・(2)

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS井堀のお友達が通い始めて1年と5か月ほどが過ぎた今年の1月、一つひとつのお友達の課題には小さな兆しから確かな成長が見られ始めます。
頻繁な離席は、その都度着座を促し、着座時間を延ばしていきました。
最初は遊びの時間を知らせる声掛けやアラームが鳴ると、まだ遊びたいという気持ちが強く泣いて片付けを嫌がっていたお友達。
繰り返し切り替えを促し、今やるべきとの大切さを伝え続けていくと、現在は声掛けでスムーズに片づけに取り掛かり、指定された席に着座が出来るようになってきています。

先生や周りのお友達と会話するときは、単語だけで受け答えをしていたお友達。
発語の不明瞭さの改善には毎回50音・ひらがなのうた唱和の取り組身を続け、少しずつ明瞭な言葉を発することができるようになりました。
日々50音唱和、ひらがなのうた、月例プリントの音読や絵本読みに取り組むことで2語文で話すことが出来るようになってきています。

また手先・指先を動かすことがなかなかうまくできていなかったお友達。
スプーンの持ち方やモールのボールを移動する練習では、スプーンにクリップを着用して正しい持ち方の定着を図っていきました。
最初は中々持ち方が定着せず、イライラしている様子が見られていましたが、それでも頑張って日々練習に取り組みを続けていくと、持ち方も定着し、小さいモールボールもスプーンですくって器に移すことが出来るようになっていきました。
今ではスプーンから箸づかいの練習に移行しています。
補助具を使った練習では小さなモールボールも挟んで器に移すことが出来るようになってきています。

同様に鉛筆の持ち方は最初の頃補助具がないと正しく持つことが出来ていませんでした。
練習を続け、現在は補助具なしでも正しく持つことが出来るようになってきています。
以前はさっさと済ませてしまいたいのか、縦・横の線描は点線をよく見ずに、お手本の線から大きくはみ出していました。
これも現在は線をしっかり注視しながら、始点と終点を意識してなぞることが出来るようになってきています。

トイレトレーニングもしっかりと上達を見せ、オムツからパンツに移行することが出来ています。
自分から尿意を先生に伝えることはできていませんが、先生から促すとトイレに行けるようにはなっています。
「トイレに行きたい」と自分から発信して尿意を伝えられるようになることがトイレトレーニングの次の課題です。

実は昨年9月に弟が誕生し、しばらくの間気持ちの乱れが見えていたのだそうですが、暫くしたら落ち着きを見せ、ごっこ遊びの中でお人形を赤ちゃんに見立ててお世話の真似をする姿を見せるようになり、それが何とも微笑ましく映っているのだそうです。
当初とはお友達の意識が変わり、指示がよく通るようになり、学習にも集中して取り組めるようになっています。
以前はできなかったお友達とのコミュニケーションや玩具の貸し借りが出来るようになってきていて、以前と比べると、過ごし方も取り組みへの意識も大きな変化が現れるようになってきています。

この春から年中さんになったお友達。
今後はより感情のコントロールができるよう、状況や場面に応じたより行動ができるようにを促し、指示されてから行動するのではなく、活動に見通しを持ちスムーズに切り替えられるよう支援していきます。
更なる身辺自立を目指しながら人と共に過ごすことに意識をむけ、我慢することも学び、持ち物の管理、身だしなみなどが年齢相応にできるよう練習し、
そして、他のお友達との関わりの中で自分の想いを言葉にすること、伝えるときには優しく相手へ伝えられるよう、思いやりの気持ちも育みながら更なる成長を目指しながら継続した学びを続けていきます。

COMPASS.井堀
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