COMPASS発達支援センター佐賀中央 着座から始まった“伝える力”の一歩

こんにちは。今回は、COMPASS発達支援センター佐賀中央に通う小学3年生のお友だちの成長ストーリーをご紹介します。

 

学校では座って授業を受けることが難しく、体育の時間も参加できず、学習や身の回りのことにも苦手さが目立っていたお友だち。言葉も不明瞭で、意思の疎通にも不安がありました。保護者様からは「落ち着いて座り、学習に取り組めるようになってほしい」という願いが寄せられ、支援がスタートしました。

支援の初期段階では、50音表や絵カード、絵本、簡単なプリントなどを使い、短い課題を多く取り入れる工夫をしました。集中力を持続するのが難しいお友だちにとって、「少しずつたくさん」が学びのカギとなったのです。

 

また、ルールのある遊び、たとえばオセロやトランプを通じて、自然な形で会話や着座を促しました。「座っていれば楽しいことがある」と感じられる経験を重ねることが、行動の安定につながっていきました。

さらに課題となっていたのが“声の大きさ”。先生の声かけではなかなか改善が見られなかったため、「4の声は大きいよ。2の声で話してみようか」と、数カードを用いて視覚的に声量を伝える方法を取り入れました。感覚的に理解しづらいことも、目で見て確認することで納得しやすくなります。

こうした積み重ねの中で、1か月後には離席せず学習に取り組めるようになり、半年ほどで自ら声の大きさを意識して話せるようになっていきました。物の名称を覚えたり、学校でも落ち着いて過ごせる時間が増えるなど、少しずつ着実な変化が見られています。

保護者様からも「文章を読んだり、丁寧に書いたりできるようになった」「目が合って集中して取り組む姿が嬉しい」との声が聞かれました。

 

今後は、他のお友だちと連携して遊ぶ力を育てたり、簡単な漢字を使った文章の読み書き、発音の明瞭化といった課題に取り組んでいく予定です。

一歩一歩の積み重ねが、やがて大きな自信と力になります。

COMPASS発達支援センター佐賀中央

所在地:佐賀県佐賀市高木瀬東1-1-6-1

連絡先:0952-97-7358

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