COMPASS東彼杵 「ごめんね」が言えた関わりの中で育まれる成長

こんにちは。今回ご紹介するのは、COMPASS東彼杵に通う小学1年生の男の子の成長のエピソードです。

2024年10月に初めてCOMPASSを利用し始めたお友だちは、当初は着座が難しく、離席が多いことや、気持ちの切り替えがうまくいかず癇癪を起こしてしまうことがありました。また、兄弟や友達との関わりの中でちょっかいを出してしまう場面や、「ごめんなさい」がなかなか言えないというご様子も見られていました。

 

保護者様のご意向として、「こだわりを軽減し、落ち着いて切り替えができるように」「座って学習できるように」「悪いことをしたときに謝れるように」といった目標が掲げられ、個別支援計画でも、まずは新しい環境に慣れ、職員や友達との関わりを楽しめるようになることが短期目標として設定されました。

 

取り組みとしては、離席しそうになるたびに声掛けを行い、絵本やカードゲームなどを使って着座の時間を少しずつ伸ばしていきました。学習後には興味のある活動に取り組む流れをつくることで、学習への意欲も高まりはじめました。

また、思い通りにいかないと癇癪を起こすことがありましたが、癇癪が起きたときには場所を変えてゆっくりと話を聞いたり、癇癪に至るまでの経緯を一緒に振り返ることで、気持ちを整理する支援を重ねました。その結果、少しずつ癇癪の頻度も減っていきました。

印象的だったのは、利用開始から半年が経った頃、友達との関わりの中で起きたある出来事。お友だちは意図せず悪いことをしてしまいましたが、相手のお友だちからの「ごめんねは?」という促しに対し、すぐに「ごめんね」と自分の口から伝えることができたのです。以前はなかなかできなかった謝罪が、自然なやり取りの中でできるようになった瞬間でした。

現在では、着座時間が伸び、学習に対する拒否も少なくなってきました。少しずつではありますが、落ち着いて切り替えられる場面も増えています。

ご家庭ではまだ大きな変化を実感しにくいとのことですが、事業所内では確実に力をつけており、「自宅外では頑張れている姿」をお伝えしながら、引き続き困り感へのアプローチを続けていきます。

これからも、「ごめんね」や「ありがとう」が自然と伝えられるような関わりを大切にしながら、お友だちの成長を一緒に見守ってまいります。

 

COMPASS東彼杵

所在地:長崎県東彼杵郡川棚町下組郷2036-4

連絡先:0956-59-5938

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