COMPASS発達支援センター本部(放課後) 気持ちの整理が、夢への一歩に

こんにちは。今回ご紹介するのは、COMPASS発達支援センターに通う中学1年生のお友だちの成長のお話です。

こだわりが強く、同じことを繰り返し言ったり、気持ちがうまく伝えられずに混乱したりする場面も多かったお友だち。でも今では、自分の特性を理解し、「どうして苦手なのか」「どうすれば落ち着けるか」を言葉で伝えられるようになってきました。

お友だちは以前、系列の事業所を利用しており、2020年10月からCOMPASSに通っています。最初は、文章を読むことや運動が苦手で、過集中による疲れや切り替えの難しさが目立っていました。自分の気持ちを伝えることも苦手で、こだわりから気持ちが高ぶってしまうこともありました。

支援では、お友だちの「得意」や「好き」を大切にしながら、まずは安心できる環境づくりを進めました。本人が興味を示すことに積極的に取り組むことで、自己肯定感を高め、自分自身を見つめる力も少しずつ育っていきました。

日々の活動では、見通しを持てるようタイムスケジュールを一緒に確認し、「今から何をするか」「終わったら何があるか」を明確にして取り組みました。こだわりが強く出た時には、その都度クールダウンの時間を設けて、自分の気持ちを整理する練習を積み重ねました。SST(ソーシャルスキルトレーニング)では、自分の意見を伝えること、相手の意見を聞くことも練習しています。

その積み重ねの中で、お友だちは少しずつ「今、どうして嫌なのか」「これは苦手」と自分の状態を言葉で説明できるようになりました。また、自分で気持ちを切り替えるためにクールダウンの方法を選べる場面も増えてきています。

 

中学生になった今、学習面にも意欲的に取り組んでおり、「自分の夢」に向けて、どんなことをすればいいのかを考えるようにもなってきました。夢を描き、そのために今できることを一歩ずつ進めていこうとする姿は、何より大きな成長です。

これからも、自分を知り、自分のペースで前へ進む力を育てながら、「夢につながる今」を支えていきたいと思います。

COMPASS発達支援センター本部

所在地:福岡県北九州市小倉南区葛原1-2-35 エクセル安部山1F

連絡先:093-475-0449

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