COMPASS大村 人との距離を測ること

水曜日のCOMPASSです。
お友達がCOMPASS大村に通い始めたのは、昨年の3月、翌月の4月から小学生という時期でした。小学校へ我が子が就学するにあたり、保護者様は「人との距離感」が気がかりなご様子でした。
興味があちこちに飛んでしまうため、集中して学習に興味を持って欲しいこと、また年齢に合った行動ができるようになって欲しいことが願いですと話されていたそうです。

個別支援計画は「ひらがなに興味を持つ。お友達との関わり方を学ぶ。ルールを知る、身の回りのことは自分でできる。」という3つの柱を基本として設計されました。
お友達と一緒にお頑張る教材は、あいうえおのうた、あいうえおの絵本、ひらがなのおけいこ、月齢プリントのAから、という言葉に特化したものに絞り、言葉で理解し、言葉で考えて正しい行動が取れるように導いていきます。

当初、お友達はまず着座ができません。
座ったとしてもほんの数分が限度でした。
余暇の時間に様子を見ていると、近寄っていくというより、ぐいぐい入っていくので、周りのお友達がびっくりしてしまいます。
落ち着きがなく走り、気づくと頭を叩いたり・肌に爪を立てたり、自分を傷つけてしまうお友達。

やはり人との距離が最難関の課題でした。
人の心理的なテリトリーをパーソナルスペースと呼びます。
人はある程度の距離であれば問題なく触れ合えますが、一定の距離以上に踏み込まれると、不愉快になったり、嫌悪感を抱いたりしてしまいます。

このテリトリーをあっさり超えてしまうお友達に、周りは困ったり後退りしたり。
これを見て先生はお友達を呼んで、何度もどうすれば気持ちよく触れ合えるかを話して聞かせます。
その時は神妙な顔で納得するのですが、みんなのところに戻った途端、同じパーソナルスペースを無視した行動をとってしまうお友達。

再びお友達を呼んで、同じように楽しく遊ぶための距離感を伝えていく、わかったとお友達は戻ってまた同じことをする、また話して聞かせる・・・それを何度繰り返したことでしょう。
来所するたびに相手の許さない距離は踏み越えないようにというを話して聞かせ、実践する、よくできたら褒めてあげるという学びは継続して行われます。

数秒で立ち上がり、集中できなかった学習。
ただ、学習に対してはやらないといけないことを理解していて、着座の時間はかなり伸びました。
今では1時間くらい頑張って課題を行う姿も見られ、無意味に室内を走り回ることも少なくなりました。
自分自身を傷つけたりする場面もすっかり見られなくなったと言います。
順番やルールを少しずつ守れるようになり、きちんと人の話を聞こうとする姿も見られるようになりました。

最大の課題だった人との距離感については、完璧とまでにはいたりませんが、意識しながら行動することができるようになってきています。
最近では学習にも意欲を示し、思い通りにならないことがあっても我慢する様子も見せるお友達。
これからは学習の精度をあげていき、自分の管理するテリトリーについても、例えば自分のすべきことや持ち物の把握をすることで忘れ物をなくし、自分の学習課題について目標を立てて達成でき、精度を上げることができるようにステップアップを目指していきます。

COMPASS発達支援センター大村
所在地:〒856-0832 
    長崎県大村市本町259-1-2F
連絡先:0957-54-3288

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