COMPASS大村.NEXT その小さな手で自らの…

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS大村NEXTのお友達は3歳、4月から年少さんになりました。
COMPASSに通い始めて10ヶ月目の春を迎えています。

お友達が初めてCOMPASSにやってきたのは昨年の11月。
保護者様はお友達にあまり発語がないことが気がかりだと話され「言葉でお話できるようになり、お友達と楽しく関わり、楽しく活動ができるようになってほしい。」と願っておられました。

最初の個別支援計画には保護者様の切なる想いを汲み取り「他児との関わりを持ち、生活ルールを覚え、自分の思いを表現する方法を増やして行くこと。」そして「トイレに行きたいとき、周りの人に伝えられるようになること。」を目指すことになりました。

まだ小さなお友達、多分経験したこともない背筋を伸ばして着座することが最初の難関でした。
もちろん座れず、思い通りにいかないと離席や癇癪を起こしてしまいます。
少しずつ座ることに慣れ、短い時間で展開する学習課題は語彙の獲得のために用いた「絵カード」「シール貼り」「彩色」と一番優しいCOMPASSのプリントでした。
気分良くご機嫌なときはノリノリの笑顔で課題に向き合うお友達ですが、そうでないときは切り替えて課題に向き合うことができません。

通い始めてしばらくすると、お友達は絵カードを見て声を出すトレーニングが好きになってきました。
それはいつも優しい大好きな先生が、お友達につきっきりで一緒に声を出し、ちょっとでもできたらものすごく喜んでくれるから。
カードを見て先生が発する音の通りに口を開け、音を出すのはちょっとまだ難しいのですが、繰り返し繰り返しちょっとずつ上手になっていくのがお友達自身にもわかります。
馴染んできた絵カードを使って、今度はお友達のもう一つの課題に取り組みます。
その課題は、この頃お友達はまだ集団生活に慣れていないことでした。
絵カードをカルタのように使い、みんなで参加することで誰かと一緒に活動することに挑戦です。
この当時、お友達同士の触れ合いの機会は増えますが、まだ積極的な交わりは見られず、戸惑う姿を見せていました。

余暇の時間などでもお友達の戸惑いは見られます。
おもちゃの貸し借りで、思いが相手に伝わらず、癇癪を起こす様子もよく見られたといいます。
そんなときも発語のチャンス。
先生が「貸して、と言ってみよう。」と発語を促し、伝えたい思いが叶うよう声を掛け続けました。
絵カードやひらがなの表、そのほかあらゆる場面をチャンスと捉えて発語を促す試みは繰り返されました。

こうしてたくさんのカードを読んで、COMPASSで色々な刺激を受けて過ごしてきたお友達。
半年が過ぎた頃、明らかな変化が起きてきます。
積極的に周りのお友達と言葉を使ってコミュニケーションを取ろうとする様子が見られるようになりました。
課題の学習だけでなく色々な場面で、以前に比べて発声・発語も増え、先生やお友達の会話を真似して発声することが多くなり、やがてご挨拶ができたり「貸して」など身近で基本的な言葉が言えるまでにもなりました。

言葉が出ると言っても、まだ知っている単語や誰かの口真似の延長の域を出ないようです。
これからは聞き取りやすい発音の獲得や、想いを言葉で伝えられたり、自発的に助けを求めたりできるようになり、保育園やCOMPASSで集団活動をするときもルールを理解できるよう、それを守って楽しく過ごせるよう、その小さな手で自らの未来への扉を開けられるように願い、支え、見守り続けていきます。

COMPASS発達支援センター大村.NEXT
所在地:〒856-0017 
    長崎県大村市荒瀬町1083-7
連絡先:0957-46-3278

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