COMPASS善通寺 変化の兆しが訪れて・・・

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS善通寺がオープンして3ヶ月目。
ご紹介するお友達は現在3年生。
系列の事業所に2019年の10月から通っていて、3月から移ってきました。

保護者様のご希望は「言葉の数が増え、コミュニケーションが今よりも円滑に取れ、楽しく毎日を過ごしてほしい。」という愛情あふれるものでした。
最初の個別支援計画では、お友達が集団の中で落ち着いて過ごせるように支援すること、そして学習面では集中して取り組む時間を伸ばし、語彙を増やし、会話の力や文章力の向上を目指します。

系列のCOMPASSを利用し始めた頃のお友達は、語彙も少なく、上手く自分の気持ちを伝えられないことで苛立ち、伝わらないもどかしさから手を出してしまうこともありました。
気持ちが伝わらない分、余計に自分の想いの主張が強くなり、その行動はトラブルを呼び込みがちで、周りのお友達とのコミュニケーションがうまくいきませんでした。

そんなお友達と始めた学習は、日記や作文、国語や算数の文章問題、集団活動、手指練習などです。
日記や文章の学習は、うまく自分の言葉で気持ちを伝えられないお友達が文章の組み立てかた、表現力の向上を目指して取り入れられたものです。

集団活動もゲームやコミュニケーションが必要な集団活動だけでなく、皆と一緒に行動する中で達成感を得てもらいたいと、畑のお世話などの集団活動に参加するように配慮しました。

好みがはっきりしていたお友達、苦手なことや自分のやりたくない課題は、指示通りに従えません。
その反面、周囲が気になって仕方がないようで、療育に集中して取り組めないことも多々見られます。

気持ちの切り替えが難しいようならと衝立なども活用して集中して取り組める環境を整えます。
気が逸れたと感じたら、先生はその度に声かけを繰り返し、お友達の集中のキープに努めたと言います。

善通寺に通い始めた頃もそんな様子が続いていましたが、4月に小学校へ就学すると徐々に変化の兆しが現れ始めたそうです。
善通寺で仲良くできるお友達ができたこともお友達の行動に良い影響を与え、頑張ろうとする姿、落ち着いて過ごす姿を見せるようになってきました。

徐々に意欲的に学習に向かう姿勢ができ始め、以前と比べて療育に誘うとすぐに着座できるようになりました。
楽しく遊ぶことが出来るようになり、日記の継続などで文章を組み立てる力もついてきたようで、その結果、集団活動の中での物の貸し借りでも譲れるようになり、誰とでもコミュニケーションが取れるようになってきたそうです。
今では自分から積極的に「一緒に遊ぼう」と声をかける姿も見られるようになってきたのだとか。

小学生になって周りに目を向け、次第に変化し始めたお友達。
これからは学習にもより集中してレベルアップを図り、さらに集団活動や余暇の遊びを通してルールやマナーを身につけ、より円滑にコミュニケーションを取れるよう支援していきたいと思います。
学校やCOMPASSでの触れ合いを通して療育だけでは学べない大切な心の成長を願い、これからも一緒に頑張っていきます。

COMPASS発達支援センター善通寺
所在地:〒765-0031
    香川県善通寺市金蔵寺町43番地1
連絡先:087-735-9538

(施設名をクリックして頂くと施設案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)

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