COMPASS大村 ルーティンの効果

月曜日のCOMPASSです。
COMPASS大村のお友達は通い始めてからやがて10ヶ月になります。
保護者様はお友達が雑に文字を書く傾向、文章題などの問題文を読まない傾向、日付や名前の書き忘れが多いことなどが気がかりで、学習に取り組む姿勢を得て、ひとりで宿題を完了させられるようになってほしいと願っておられました。
保護者様の願いに沿った個別支援計画では、保護者様のお悩みの課題を克服し、学習に集中できる時間を伸ばすことを目指します。

利用を始めた当時、4年生のお友達は落ち着かない様子を見せていました。
無表情で発語がなくコミュニケーションが取りづらかったそうです。
お友達にももちろん着座を促しますが、離席して走り回ることが多く、集中して課題に取り組めません。
ご自宅では問題ないと伺っていた会話ですが、COMPASSでは人見知りが目立ち、会話にならなかったそうです。

まずは状態を確認すべく様子見をしながら手探りの毎日が続きます。
観察を経てお友達の学習レベルにあった学習プリントやコンパス日記など、思考して記入するという学習課題を取り入れていきました。

課題にしっかり向き合うために必要な着座姿勢の維持を目指し、離席するたびに声かけを行い、着座を促し続けます。
「学習は嫌い」その気持ちはわかりますが、嫌だ嫌だで逃げ回っていては、ひとつも前に進むことができません。

そこで学習の前にその日に行う課題の量を明確に伝えて学習時間の見通しを立てられるように工夫します。
人は対話を重ねることで理解し合い、協調が芽生えますが、お友達とは会話によるコミュニケーションに課題があったため、筆談を試みたといいます。
間違いを繰り返すのは考え方や段取りに問題があるケースが多く、それらの間違いや考え方を指摘することも先生の大切な役割。
ところが、お友達学習面での間違いを指摘されると、途端に激昂してプリントをぐちゃぐちゃに塗り潰すなど反発行動が度々見られました。

COMPASSではまず来所時のご挨拶、片付け、手洗い、着座、学習、余暇、帰りの支度、帰りの挨拶まで一連のマナーが行われます。
ルーティンのこれらの動作を繰り返していくと、行動にある意味がわかるようになり、口先だけの挨拶から目を見て挨拶できるようになったり、美しい着座姿勢や所作になったりと、何らかの変化が現れるようになっていきます。
どんなに怒りをぶつけても、嫌だと逃げ回っても、先生はその都度何事もなかったように、大きな声で叱るでもなく、もう一回、もう一回とプリントを差し出し、座りましょうと促し続けていきました。

やがて3ヶ月が過ぎた年明け。
お友達はCOMPASSの過ごし方に慣れ、先生や周りのお友達にも馴染み始めたようでした。
抵抗を見せながらだった筆談でのコミュニケーションがスムーズになり、休憩時間にはお友達同士で遊んだり踊ったりして笑顔を見せるようになってきました。
5分と持たなかった「静かタイム」も10分以上できるようになったのだそうです。

お友達はCOMPASSの課題を終えると学校の宿題に取り掛かるのですが、今では最初から最後まで抜けや漏れもなく、きちんとひとりで終わらせられるようになりました。
春に5年生になったお友達、その先の進路が射程距離に入ってきました。
COMPASSでは、言葉によるコミュニケーションを獲得できるように試みが始まり、更にお友達に最適な学習方法や学習環境で落ち着いて学習に取り組めるように今後も追求していきます。
お友達の笑顔に励まされながら、これからも繰り返し、何度でも、定着するまでを目指しCOMPASSの歩みは続きます。

COMPASS発達支援センター大村
所在地:〒856-0832 
    長崎県大村市本町259-1-2F
連絡先:0957-54-3288

(事業所名をクリックして頂くと事業所案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)

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