COMPASS善通寺GROW 2ヶ月目の経過とこれからのこと

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS善通寺GROWがオープンしてすぐに通い始めた小学校2年生の男の子。
保護者様の願いはCOMPASSできちんと先生の話を聞いて行動に移せるようになってほしいというものでした。

考えてから行動するより、そのときの気分を優先するお友達は、自分の思い通りにならないと癇癪が起き、気持ちの切り替えができません。
周囲の話し声などが気になるときは、学習に向かえません。

気分で選択する傾向が強いお友達同士の交流には偏りが見られ、相手の気持ちを考えるのが苦手なことがあり、切り替えができないときには人の話を全く聞き入れられません。

お友達の個別支援計画には、まずCOMPASSに慣れ、集団の中で色々なことに興味を持って人とのコミュニケーションの向上、そして学習では達成感をたくさん経験して積極的に学ぶ意欲を育てることを目指します。

お友達に選択したのは、カタカナのマッチング、グループワーク、学校の学習の補講などです。

日々、コミュニケーションが円滑に取れるようグループワークや運動遊びをおこないました。
さらに滑らかな読み書きのために音読や文章問題に取り組みます。
しかし、やっぱり気分が乗らないとうまくいきません。
運動遊びなどのグループワークには参加できないこともあり、参加してみても先生の指示に従わないことも度々みられます。

そんなときには場面を変え、お友達とふたりで話し合うようにしました。
ひとつひとつ気持ちを聞いていき、なぜそんなにイライラするの?、同じことができないのはどうして?と、どうしたら気持ち良く参加できるのかを探っていきました。

「〇〇は、ダメです」そんな注意を受けたとき「だって〜あの子も…!」などと言う反論がバンバン返ってきます。
ですが本当は何が正しくて、何が間違っているのか、やっていいことと、悪いこと、先生がどんなふうになって欲しいと思っているのかも、お友達はよくわかっているのです。

COMPASSではお友達の態度がどうであっても、正しく責任のある行動ができるように、強く叱責するのではなく、自分で選択できるように促しの声掛けや話をします。
その言葉は優しくても、一瞬もお友達に同調したり、ぶれたりすることはありません。
きちんと自分の行動に責任が持てるようになり、積極的に周りのお友達と楽しい交流ができるようにと心から願い、導きを続けます。

まだ通い始めて、わずかひと月が過ぎたばかりのお友達。
目に見える変化は、周囲の音が気になって集中できないときに使っていたイヤーマフを最近はよく外して学習に取り組む姿が見られるようになったこと。

また頻繁に「でも」や「だって」と自分の主張ばかりだったお友達ですが、しっかりと先生の話に耳を傾けている様子も見られます。
また、保護者様からも「家でも落ち着いて過ごせる日も増えてきたようです。」と言っていただきました。

今の支援計画の取り組みで少しずつ受け入れることに素直になって来たお友達。
この計画での支援をこのまましばらく継続し、学習の成果を上げ、社会性の向上を目指していきます。

春になり3年生になった頃には、さらにたくさんの将来の可能性を新しい計画で立てていけるようにと願っています。

COMPASS善通寺GROW
所在地:〒765-0003
    香川県善通寺市善通寺町2丁目5-16
連絡先:087-735-9328

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