COMPAS大村Link 君の世界にはたくさんの…

月曜日のCOMPASSです。
COMPASS大村Linkに昨年末から通い始めた年少さんのお友達。
保護者様の困りごとは特に食事の場面。
着席が難しく、ご飯のときでも立って遊んだり、席を立ってうろうろしたり、ご飯を投げてしまうこともあったのだそうです。
眠たくなると泣き続け、当時4歳になったばかりでしたが、着替えたり、荷物を片づけたりといったことができません。
言葉が乏しく、遊びに夢中になると呼んでも戻ってこず、遊びをやめて指示通りに動くことができません。

COMPASSに通うにあたり、保護者様は「新しい環境に慣れ、お友達と楽しく過ごしてほしい。」と希望を話されていました。
そして「日常生活動作ができるようになってほしい。たくさんの言葉を話せるようになってほしい。」と願いを話しておられたと言います。
個別支援計画ではまずCOMPASSという新しい場所に慣れ、落ち着いて過ごせるようになり、それから自分の気持ちを伝えることができるようになることが目標とされました。

通い始めたお友達。
COMPASSの前にも他の事業所に通っていたそうで、環境が変わったことで泣き出すことが度々ありました。
最初は目線が合わず、話しかけてもしっかり聞いてくれてはいません。
着座するよう促しますが、その度に離席するということが繰り返されました。
そこでまずお友達が興味を示した制作から始め、着座時間を増やせるようにしていきました。
手先を使う活動も興味があるようだったので、リングさしやビーズ通し、粘土などで着座できるように促していきます。
また、ハサミにも興味を示したので、プリントの中からハサミを使う場面がある課題を提示することにしました。

一方、言葉を知り、話せるようになるよう、絵カードで多くの言葉を知るよう取り組んでいきました。
お友達は興味のある言葉は話すことができましたが、その発語には不明瞭さがあったので「あいうえお」の発声練習を繰り返しました。興味のあること以外は集中して話を聞くことが難しいようでした。
また、集団活動の参加も難しく、気に入らないのかお弁当でもご飯を投げ、眠たくなると泣き始めて止まりません。

ひと月が過ぎた頃には、COMPASSに通うこと自体には慣れたようで、食事中の離席が少なくなり、お弁当でもご飯を投げることがなくなってきました。
興味のあることに取り組むことで離席が少なくなり、好きな課題には頑張って取り組んでいます。
まだ集団活動に参加することは難しいようですが、興味のあることには一緒の空間で同じ活動をすることができるようになり、泣かなくなりました。

今では馴染んだお友達には自分から関わろうとする様子も見られるようになりました。
色や数字は話すことができるようになり、声掛けをすると、靴や荷物を自分で片づけることができるようにもなったそうです。
そして、食事中に立つこともほとんどなくなってきました。
保護者様もCOMPASSに通い始めてからは、朝、ドアチャイムが鳴ると自分で準備を始めるので、楽しく通えているようで安心していいますと、嬉しい感想をお聞きしました。

ようやくスタートラインに立ったお友達。
本格的な療育はこれからです。
春になる頃には興味のあること以外でも目線を合わせて話を聞いて欲しいと願います。
名前を呼ばれると振り返るだけでなく、返事が出来るようになって欲しいと願います。
世界にはたくさんの花があり、色が溢れ、たくさんの優しい笑顔や言葉で彩られています。
その世界を目指して、お友達の未来への歩みは今始まったばかりです。

COMPASS発達支援センター大村Link
所在地:〒856-0832
    長崎県大村市本町328-1-206
連絡先:0957-46-3238

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