COMPASS鹿児島 ポジショニングを理解して(2)

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS鹿児島に5月から通い始めたお友達。
とにかく頑固で、素直に「はい」と従うことも、学習も受け入れることが全くできませんでした。
やりたいと思うと、時と場合も考えずまっしぐらで、やりたくないことは断固拒否で口もききません。

そんなお友達が変わってきた理由の1つは先生との対話で信頼関係が強くなり、ポジショニングが明確化してきたことです。
初めの頃は話をしてもスルーばかりだったお友達。

お友達が片付けを放り出したり、時間を守らなかったり、素直に行動してくれず頑固に自我を通そうとすることで、その結果どんなことになるのか、周りがどんなに困ってしまうのか、お友達自身にとってなぜよくないことなのか・・・・そんな話を繰り返し、繰り返し何度も話します。
やがて時間の経過とともに、何度も繰り返された話にも無反応ではなく、うなづいたり返事をしたりするようになっていきました。


お友達は「遊びたい!」という気持ちが少しでもあると、それが学習の時間であっても「遊びたい!」という気持ち通りの行動しかやりません。
この頃まではお友達には何かをするべきときと、自由にしていいときがあることがわからなかったようでした。

そこで、見通しがつくように「何をするのか」を視覚で理解できるよう示すことにします。
ひらがなで書かれた今日の予定を見せ「ここまで頑張ったら遊べるよ。」とONとOFFの住み分けを示し「時計の長い針が9になったらお片付けしようね。」などと毎日声掛けを行いました。
やがてお友達は”規律ある中での自由”を理解できるようになり、ひいては時計を意識して「長い針がどこにいくまで遊んでいいですか?」と先生に聞いてくるようになりました。

7月になると、お友達はすっかりCOMPASSの過ごし方に慣れてきたようです。
幼稚園にお迎えに行った際もスムーズに乗車できるようになり、先生の指示にも従えるようになり、学習への取り組みもずいぶん積極的になり、集中できるようになりました。
気がかりだった「さ」行の発音をはじめとする言葉の明瞭化も進み、意識してゆっくりと発声すれば正しく言えるようになりました。

不安でいっぱいになっておられた保護者様は、見学のとき「〇〇さん、絶対に大丈夫ですよ。」と話す先生の言葉に涙され「心のモヤモヤが少しとれました。」と言ってくださり、その場で「契約します!」と決断されました。
あれから半年。

「半年前の娘と比べると信じられないほどの成長を見せてくれて、家族みんなで驚き、喜んでいます!毎日の成長が本当に嬉しい!育児にも気持ちにゆとりができて、今後の課題はまだまだあると思いますが、不安も消えてこれからの成長がとてもうれしいです!…」と大変喜んでいただき、感謝の言葉をいただきました。

お友達の取り組みはこれからも続きます。
滑舌を良くし、なめらかな会話を目指す課題、人との距離感の理解、人と楽しく温かく関わることを学んでいきます。

少し見通しがつくようになってきた今だからこそ、「区切り」や「今すべきこと」を見極めて正しい行動を取れるようになって欲しいと願いながら二人三脚でより深く関わり、輝く未来に向かっていきます。

COMPASS発達支援センター鹿児島
所在地:〒890-0073
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連絡先:099-202-0138

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