COMPASSそがわ 小さな「できた」から(2)

火曜日のCOMPASSです。
COMPASSそがわのお友達が通い始めてひと月過ぎた頃から、少しずつ気まぐれな成長のカケラが顔を出し始めました。

靴を靴箱にしまうまではできませんが、お友達は先生にやってもらうのが当たり前だった靴と靴下の脱ぎ履きで、自分で脱ぐ様子を見せるようになりました。
とはいえ、まだ気分が乗らないときやご機嫌斜めだとやろうとしません。
目が合わず、反応が見られなかったのですが、ハイタッチやバイバイができるようになっています。

通い初めの頃はせいぜい5分しかできなかった着座も、調子がいいときは20分ほど座れる日もあるのだそうです。
着けた瞬間外してしまっていたマスクですが、これも5分、10分とつけたままでいられるようになってきました。
個別学習の課題では明らかな成長が見られ、巧緻性訓練のおはじき落とし、洗濯ばさみ、ボタン・スナップボタンの付けはずしなどは、驚きの習得ぶりを見せ、あっという間にやり終えてしまえるようになりました。

支援計画の目標には記載がなかったのですが、毎回トイレに座らせて排尿の促しを続けてきました。
現在はまだお友達の尿意とのタイミングがなかなか合わず、やっと少しだけ排尿が確認でき始めた程度ですが、お友達の中で「トイレ=おしっこをするところ」という理解はできています。

このトイレについては保護者様にとって思いがけない成果だったようで「暖かくなってきたら、是非布パンツでの本格的なトイレトレーニングを始めたいです!」と大変喜ばれています。
座って取り組める時間が伸びてきたことやトイレができるようになったことなど、お友達の成長を大変喜んでおられる保護者様ですが、COMPASSの療育に深い理解と関心を寄せられ、連絡帳に細かくお友達のご家庭での様子を教えてくださっているそうです。

通い始めて3ヶ月目、実はもうすぐお友達のお誕生日です。
今後もこれまでの取り組みを継続しながら、お友達が「できた!」をたくさん経験し、先生と保護者様で大切に共有し、喜び合いたいと思います。
今まで以上により密な連携を心がけ、COMPASSだけでなく保護者様が楽しくご家庭で取り組めるようなご提案にも努めていきたいと考えています。

それは小さな「できた!」から始まる未来。
来年またお友達がお誕生日を迎える頃には、たくさんの「できた!」を経験したお友達の瞳にどんな世界が広がっているのだろうか…、と今から楽しみです。

COMPASSそがわ
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