COMPASS中津Neo 卒業する君に(1)

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS中津Neoに系列から移ってきたお友達が通い始めたのは一昨年の8月。
お友達に見られる困りごとの1つは、人との距離感が近すぎること。
人見知りなく誰とでも関われるのですが、それが相手にとっては積極的過ぎて、会話も一方的だったと言います。
そんなおしゃべりなお友達ですが、聞かれたことには明確に気持ちや意見を回答できませんでした。

中津Neoに通い始めた2年生の夏は、社会への旅立ちを具体的に検討する時期。
保護者様は身の周りのことを自分でできる力を身に付けてほしいと「身辺自立」を望まれ、またCOMPASSで様々な活動に参加し、体験・経験を積む中で社会性を広げてほしいと「社会性の獲得」を強く望まれていました。
COMPASSでも、お友達が不安なく就労の日を迎えられるよう、社会人として、また就労に求められる基礎訓練を積んでいくことを目標とし、当然社会生活で必要なマナーやルール、好ましい行動を身につけ、素敵な社会人になれるよう導きたいと個別支援計画を立案しました。

お友達との活動は、いつもの来所時のルーティンが終わった後から毎回行われました。
例えば「入室時には帽子を脱ぐ」「室温をみて上着が必要かな?不必要かな?などと、自分で判断して脱着し、脱いだものは整えてハンガー掛けること」がいつものルーティンに加えた指導メニュー、また活動の終了後には「清掃で決められた分担を手順に沿って行うこと」また別に、活動では「時間を見て、スケジュールに合った行動ができるよう、プリント・教材の時計を使用して学習を進めること」など、これまでよりちょっと自立を目指した項目が追加されたトレーニングなどです。

お友達と人との関わりを習得する訓練のために、学校での様子や取り組みの聞き取りをこまめに実施。
例えば挨拶でも「相手と向き合って、立ち止まって自分から挨拶をする」ことだったり、手助けしてもらえる話し方として素直に「分かりません。」「どうしたらよいですか?」等、発信できるように支援していきます。
会話の上達にもつながるため、教材からCOMPASSの日記を活用して、その日の自分を振り返り、文字にまとめ、声に出して読むという練習も行いました。

清掃や時計の学習等、お友達が苦手なことは、もちろんたくさんありました。
どんな活動でも「とりあえず」済ませてしまうため、特に苦手な活動だとその行動が自分で考えたうえでの行動なのか判別しづらいこともあったそうです。
そこで、わからないまま行動することのないように、自分で考える際に質問しやすいよう先生と1対1で向き合い、双方向でコミュニケーションを取れる環境を作り、苦手意識の軽減に努めていきました。

人との関わりの適切な距離感を育てるために、都度、声掛けを欠かしませんでした。
人との関わりで相手の反応が不本意だったときには、不意に独り言として愚痴が出ることがあり、相手のお友達から言われて嫌だったと苦情が出ることもありました。
実はその愚痴をお友達自身も自覚しておらず、ましてや相手がどう思うかなど思いもよらないようでした。
そこで、お友達から独り言が漏れてきたときには、先生が敢えて「今~と聞こえましたよ?」と気づかせ、その内容が不適切であったときはお友達としっかり話し合う機会をたくさん作っていきました。

また、あえて年下の児童と関わり、お友達自身が教える立場になる場面を多く作ることで、年長者としての自覚、話し方を身に付けられるよう工夫していきました。
やがて来るゴールを見つめながら、繰り返し繰り返し、何度でも継続して向き合い、徐々に変化が見られたのは通い始めて半年が経った2月ごろでした。

(後編へ続きます)

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