COMPASS守口 着座できるようになってから(1)

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS守口に、この春に年中さんに進級する3歳のお友達が通っています。
初めての利用は昨年の10月の半ば過ぎで、当時のお友達は、落ち着きがなく、離席ばかりでした。
誰の話も聞き入れず、自分の思うようにいかないと泣き出してしまいます。

保護者様はそんなお友達に「集団生活では周囲に合わせて行動出来るようになって欲しい。」「就学に向けて着座ができるようになり、落ち着いて取り組んで欲しい。」そして「人の話を聞き、行動できるようになって欲しい。」と成長を期待しておられました。

保護者様の想いを受けて作成した個別支援計画の目標は、まず表現できる語彙の増加を目指し、気持ちを切り替えて適切な行動が出来るようになること、加えて日常生活でのトイレや衣服の着脱などの身辺自立ができるようになることに取り組みます。
将来の就学を睨んで着座姿勢の修得や、ひらがなの読み書きが出来るようになることも目標としました。

ニコニコと元気いっぱいに通ってくるお友達ですが、おおよそ指示された通りに動くことはなく、その行動は自由気ままでした。
まだ3歳のお友達。
まず体験するのはCOMPASSに着いた時から始まるルーティンです。
玄関でご挨拶、靴や鞄の片付け、トイレに行き、手を洗い、先生の指示する席に座ります。

それまではお友達になかった新しい習慣です。
お友達にとっては言われたことに従うこと、思い通りにいかないことはストレスだったでしょうし、一方、先生もなかなか従ってくれないお友達との意思の疎通に困っていました。
話しかけられても言葉の意味理解が不十分であることも考えられたため、先生は事業所でのルーティンなどのスケージュールを絵にして示し、根気よく教えていきました。

お友達が離席するたびに、先生はわかりやすい言葉を選び着座するように声をかけます。
しばらくしてまた離席すると、何度も席に戻るように促し続けます。
先生が話しかけているときでも、お友達の目線は先生を向いてはくれません。
それでも目線を合わせ、お友達が腑に落ちるまで丁寧に話をしていきました。

何度も、何度でも、わかるまで・・・
そして、週に2回欠かさず通ってきたお友達は、繰り返しの中で少しずつ行動に変化が現れ始めます。

COMPASS発達支援センター守口
所在地:〒570-0002
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