COMPASS.Sunny 笑顔から言葉、そして未来へ(1)

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS.Sunnyに昨年の夏から通い始めたお友達は5歳、この春、年長さんになりました。

お友達は運動や言葉の成長に困りごとを抱えていました。
理解できる言葉が限られていて、自発的な発声や発語を聞くことはほとんどありませんでした。
また、当時4歳のお友達は自分の身の回りのことはほとんどできなかったそうです。

そんなお友達の未来へ続くようにと、保護者様の願いは「言葉が出るようになり、コミュニケーションが取れるようになって欲しい。」というものでした。
そして「自分でできる事が増え、身辺自立につながってほしい。」さらにお友達が苦手な手先の細やかな動きをスムーズにできるようになって欲しいと希望しておられました。

個別支援計画では、保護者様のご希望に寄り添い、身支度や手洗い・トイレなど自立できることを増やしていくこと、また言葉の理解を広げ、まずは会話のやり取りの練習をするときに言葉を模倣できるようになることから、コミュニケーションを目指していくことを記載。
また、Sunnyには作業療法士や理学療法士も在籍していますので、言語・数認知・知覚育成のほかに、練り上げられた計画で行われる運動遊びや療育を通して、しっかりとした体幹を育てていくことも大切な目標と定めました。

先生たちの最初の印象は、思わず魅せられてしまう可愛らしい笑顔の持ち主だったのだとか。
そんなお友達と取り組む課題は、身体能力の向上を目指す運動療育、認知と巧緻性が向上するためのシール貼り、そして絵本の読み聞かせ、手遊び、クーピーなど柔らかい筆記具を使って書くという作業などからスタートします。

同年代の子どもと比べてお友達は体が小さく、握力・脚力などの力も弱かったそうです。
運動を行う際も、普段よりなお時間をかけて取り組むよう心がけ、丁寧に対応していきました。
お友達との関わりの中で、最も気を配ったのはお友達への声かけでした。

例えば、着座姿勢の維持もなかなか続かず崩れがちで、また周りで人の声が聞こえてくるときなどにはそちらが気になってしまい、先生が話をしていても注意散漫でしっかり聞けていないようでした。
そんなときは「こっち見て」「先生を見て」と、何度も優しい声掛けを続けました。

遊びや運動をする際の模倣を促すときにも、課題の実行だけでなく、頻繁に声をかけることで言葉の習得に繋げてるように配慮していきました。
自分の体重を手の平で支える・物をつかむ・つまむなど、指を動かすための基礎的な動作の運動遊び、クレヨンやシールを活用するプリント学習を繰り返し、落ち着いて机上活動に取り組めるように促しも続けました。

そんな体の動かし方、人との関わり方、手遊びなどさまざまな場面で、課題そのものだけでなく言葉の学びも吸い取れるよう心がけました。
お友達は先生の行動を「見て」覚え、指示の言葉を「聞き」、頭の中で反芻して理解しようとします。
そしてお手本となる先生のやり方を頑張って模倣しようとします。

その1つ1つが目に見えない点と点を結び、成長へとつながる梯子を編みあげていきました。
やがてお友達は少しの騒音が気になって集中できなかった学習活動の場面でも、比較的落ち着いて取り組めるように変化していきますが、それは半年が過ぎ、新しい年を迎えた頃でした。

COMPASS.Sunny
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