COMPASS熊本東 ルールを守り、笑顔で…(1)

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS熊本東に児童発達支援から通っているお友達は、この春小学生になりました。
とても明るく、笑顔の絶えない元気な男の子。
ですが、遊びで夢中になっていたときなど、好きなことから切り替えられません。
思い通りにならないと笑顔が歪み、その怒りの矛先が先生や周りのお友達に向かい、ひっかいたりするような場面もありました。

保護者様はお友達のそんな感情的な行動を心配しておられました。
COMPASSに通うことになったとき、保護者様は「自分の気持ちを言葉で表現できるようになって欲しい。」また「人とのコミュニケーションを学び、集団での活動に参加できるようになって欲しい。」と希望しておられました。
そこで立案した個別支援計画は、会話の力を向上させること、そして相手の想いや自分の気持ちを会話のやりとりの中で伝えられるようになり、お友達同士の関わりの中で楽しさを感じられるようになることを目指していきます。

未就学の頃に活用したのは、主に絵カードによる語彙の習得や、パズルを通して遊びながらのコミュニケーションでした。
経験で得たこと以上に学べることはありません。
必ず小集団での活動の機会を作り、少しでも関わりを増やし、仲良く活動できるように促していきました。
この場合の成功体験は「小集団での活動が楽しかった!」と感じられることなので、ぶつかってしまうことがよくあるお友達との組み合わせは避け、相性が良い一緒に活動できるお友達との組み合わせを考えました。

ノリノリで遊んでいるときに学習の時間が来てしまい、切り替えを促されることが癇癪の引き金になることが度々あったといいます。
おもちゃの順番も守るという意識がなく、自分がいつでも好きなように振る舞うお友達でした。

先生や誰かを叩いたり、引っ掻いたりするような場面があると、先生は決まってお友達と向き合い、気持ちの整理を手伝いました。
気持ちが収まってからは、その都度「やってはいけないこと」をしっかり話し合っていきました。
伝わらないもどかしさと、「今やりたい、今すぐこれがやりたいんだ。」という自分だけに目を向けた感情を優先するのではなく、COMPASSのルールに合わせて動くことがなぜ大切なのかと何度も話し合いました。

人は、自分のやりたいようにやってばかりだと、いつしかひとりぼっちになってしまいます。
お友達の周りにいつも笑顔の顔があって、お友達自身も楽しい気持ちでいられるためにはどうしたらいいか…、先生は考えさまざまな工夫をしていきました。
そして、お友達の中に善悪の見極めや、ルールを守る意識が育つように導いていきました。
やがて月日は流れ、お友達の行動が変化していくのが認められるようになたのは、通い始めてから2年ほど経った頃だっといいます。
(後編へ続きます)

COMPASS発達支援センター熊本東
所在地:〒862-0970
    熊本市東区渡鹿8丁目9番22号
連絡先:096-321-6788

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