COMPASS・飯塚 今日やることを僕が決める(2)

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS.飯塚のお友達が通い始めて約5ヶ月、お友達は年長さんになり、季節は初夏を迎えました。
この間、お友達は月曜から金曜までの週に5日頑張って通ってきました。
運動遊びにも楽しく参加して、少しずつ周りのお友達との交流も見られるようになってきました。

そして学習活動のたびに先生とお約束をすることが決まり事になりました。
「今日はここまで頑張って欲しいんだけど、どこまでやろうか?」
「じゃあ、これ(活動)だけ、ここまでする。」
そんなふうに会話をしながら精一杯考えて、お友達はその日の活動を決め、途中で嫌になっても、「自分が決めたことだから」最後まで頑張ろうと意欲を見せ始めました。

口舌の訓練や、会話の練習も継続していきました。
語彙を増やす絵カードで、お友達はどんどん新しい単語を覚えていきました。
日常的に交わされる会話や、人との関わりで大切な、挨拶や、貸して、ありがとう、そしてごめんなさいという言葉も自分で発信できるように促しを続けました。

お友達は発語では「さ行」に少し不明瞭さがあり、なかなかすっきりと伝わりづらいものがありました。
また、話しているうちに感情が極まってきて泣き出し、泣きながら話そうとするので、いよいよ言いたいことが伝わってきません。
そこで先生はお友達と、会話をするときに「一音一音、丁寧に、ゆっくりとお話しよう!」と促し続けました。

やがて、お友達はまず落ち着いて相手と向き合うようになり、難しい表現でも泣かずにゆっくりと自分の意思を伝えられるようになってきました。
その会話も実は先生と「泣きながら話をしない」ことや「落ち着いてゆっくり」話をすることをしっかりとお約束したからでした。

ゆっくり話すことを意識し始めたお友達、保護者様も、会話が聞き取れるようになってきたと感じておられるそうです。
苦手な発音だった「サ行」についても練習を繰り返していくうちにうまく発音できるようになってきました。
そして「泣かずに話す」と言う約束を守ろうと、頑張ってきたお友達は、もう泣いて要求を通そうとはしなくなりました。

重かった言葉の世界の扉でしたが、お友達は今、その扉を自分でこじ開けようとしています。
そればかりでなく、他の学習活動にも意欲を見せ始めました。
お友達は今、数や巧緻性の練習も最後まで頑張れるようになり、砂地に水を撒くようにどんどん吸収し始めています。

これからもお口の体操で唇や舌の動きを確認しながら、綺麗な発音になる口の動作を身につけていきます。
「ひらがなのうた」や「絵カード」を活用し、発声練習を繰り返し、会話の機会をどんどん作りながら、お友達が楽しいコミュニケーションができるように支援していきます。

COMPASS発達支援センター.飯塚
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