COMPASS川﨑 イヤイヤ期の言葉の学び(1)

月曜日のCOMPASSです。
COMPASS川﨑に今年2月から可愛い男の子が通うことになりました。
お友達は2歳の年少さん、実は発語がありませんでした。
言葉以外の意思表示となるわけですが、やはりご家庭でもコミュニケーションが取りづらいという生活上の困りごととなってしまいます。

保護者様も「気持ちを言葉で伝えることができるようになって欲しい。」と強く願っておられたと言います。
COMPASSの個別支援計画は、至ってシンプルに「言葉の数を増やし、お友達と一緒に楽しく活動できるようになること」が記載されました。

お友達世代がみんな大好きな絵本、発語の導入に最適なあいうえおの絵本、そして絵カードでの語彙を覚えながら正しく発声をする訓練などが盛り込まれました。

魔のイヤイヤ期とも言われる2歳。
一般的に2歳の子どもの認知というと、物や人には名前があることを理解でき始め、自分の意思がはっきりする頃です。
また数の認知も始まり、大きな数は難しいものの、5の手前位までは区別できる子どもが多いと思います。
この世代は個人差が大きく、大人から言われたことを経験から「なんとなく」内容をイメージできるという子どももいれば、多くの言葉がわかる子の場合だと、大人の言葉の内容を子ども自身も同じく言葉で理解している場合もあります。

認知の個人差は、子ども自身による場合と、どのような言葉の学びをしたか、どのように人と関わり、導かれたかが大きく影響するとも考えられます。
その環境によって育つ興味が変わってくるので、わかる言葉にも偏りがあるのが普通です。
この2歳の時期にどんなふうに育つかで、その後4−5歳になった頃には圧倒的に発想力が変わるとも言われています。

さてお友達の興味・思考はというと、「乗り物」でした。
そこでCOMPASSでも「のりもの」のカードを活用していきました。
先生が絵カードを見せながら名前を教え、口を大きく開けて発声を教え、言葉の模倣を促して行きました。
次第にお友達の反応が現れ始め、めくって見せたカードが見たことがある乗り物や、お勉強で知った乗り物だと、笑顔を見せて何か言おうとする仕草を見せてくれます。

最もそんな状態になるまでは、座れず、集中ができず、姿勢が崩れ、やがて離席といった時期ももちろん経てきています。
他のことに気を取られて、お友達が姿勢を大きく崩すこともありました。
そんなとき先生は、「先生どーこだ?」と、声を掛けながら先生の方にまっすぐ姿勢を向けることが出来るように促していったのだそうです。

今でこそ絵カードで好きな乗り物を見つけたり、先生の面白い仕草に笑顔を見せるようになっていますが、当初はほとんど見られなかった感情の表現でした。
何を見せてもほとんど反応もなく、手応えを感じづらい活動だったのだとか。
それが、通所から4ヶ月が経過した5月には、少しずつ成長への兆しが見られるようになってきて、活動にもメリハリが出てきたと言います。
(後編へ続きます)

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