COMPASS別府 ルールを守る意味(2)

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS別府のお友達が通い始めて11ヶ月が経ち、また新しい秋が近づいた頃になると、すっかり変わったお友達の様子が見られるようになりました。
以前は苦手な課題、苦手な運動だと取り組もうとせず、強く拒否を示していました。
学習では苦手な教科や課題だと、机に突っ伏して動かないこともありました。
学習では、目標を細かく区切って達成感を味わえるように働きかけ、先生と一緒に取り組みを続けていきました。

お友達の描いたイメージ通りにことが進まないとリズムが崩れ、切り替えに時間がかかってしまいました。
苦手な運動では、まずはお友達が得意なストレッチやバランスボールで気持ちと体をほぐしてから、お友達にとってハードルの高い運動に挑戦してみよう!という意欲を呼び起こさせ、苦手なことにも取り組む姿勢を習慣づけていきました。
そして今では苦手な運動でも、自分なりのペースで最後まで取り組めるようになってきています。

小集団でのゲームでも勝敗にこだわり、負けたくないからとルールを無視してしまう傾向もありました。
先生はそんなお友達としっかり向き合い、ゲームにはルールがあるということ、勝ち負けは関係なくゲームそのものが楽しいのだということ、ゲームは誰か相手がいてこそ楽しいし、ルールがあってこそ公平に楽しめることなどを繰り返し伝えていきました。
先生の言葉はお友達の中にしっかりと染み込んでいったようで、現在は勝ち負けがある活動でも活動自体を楽しむことができるようになり、負けても「次!」とすぐに気持ちを切り替えることができるようになってきました。

もうすぐお友達の学校でも運動会が開催されます。
昨年は運動会への参加ができなかったといいますが、保護者様によれば「COMPASSで苦手なことにも取り組めるようになり、2学期からは体育の時間にある運動会の練習にも毎回参加できています。」ととても喜んでいただいています。

このところ、大きな成長を見せ始めたお友達。
嫌がらずに参加するようになった集団活動で多くのお友達と関わる機会が増えたことで、決まったお友達だけでなく、年下のお友達とも関われるようになり、年下のお友達からとても頼りにされている様子を見せてくれています。
ルールを無視してでも勝ちたかったゲームでしたが、ここにきてルールの理解も進み、年下のお友達にルールや遊び方を進んで教えてあげるようになったのだとか。

通い始めて1年が過ぎ、2年目に突入したお友達。
苦手なことにも挑戦しようという勇気、最後まで頑張る根気、そして人と関わることやそこにルールが存在すること、ルールを守る意味をしっかり理解でき、自分の力にしていったお友達です。
これからは、今もまだお友達に残っている「思い通りにいかなかったときに不安になること」を軽減できるように、たくさんの経験を通して学び、事前に見通しを持った行動、思い通りにいかないときも気持ちのコントロールができるように導いていきたいと考えています。

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