COMPASS宿毛 話す、読む、書く、そして…(2)

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS宿毛に6月から通い始めたお友達、当初はオウム返しが多く、着座姿勢の維持も難しかったと言います。
読み書きを習得するために鉛筆を持ってみても、グリップをしっかりと保持できず、筆圧が弱く、綺麗な文字につながりませんでした。

初夏に通い始めたお友達が5ヶ月ほど経過した秋真っ盛りの10月を迎えた頃には、これらの様子に変化が起き始めていました。
着座姿勢が保てるようになり、文字の練習ではペンシル・グリップもしっかり保持できてくると、次第に安定した力強さで文字を書くことができるようになってきました。
それまで頑張ってきたお友達に、先生たちからも口々に「上手に書けるようになったね」とたくさん褒められる機会が増えてくると、お友達も自信がついてきたようです。

その高揚感は行動にも現れ、「書くこと」への関心が高まり、COMPASSでもご家庭でもお友達自身から保護者様や先生の名前を書いて見せてくれるようになってきているのだそうです。
実は、それまでお友達に目を向けても、目と目を合わせてくれることはほとんどありませんでした。
しかし、この頃から会話の際に先生とお友達は目を合わせられるようになり、心が触れ合うと感じる機会も増えてきたと言います。

通い始めた頃の保護者様の願いは「会話」の習得と向上でした。
お友達は通う度に絵カードに熱心に取り組み、あいうえお50音をしっかり唱え、本を読み、いつしかたくさんの語彙を獲得してきました。
会話の実践として、活動の時間だけでなく、余暇の時間も先生が仲を取り持ち、関わる機会をたくさん作ってきました。
その成果はお友達から話しかけられるとその方向を向き、視線を合わせて話せるようになった様子に現れてきています。

話せるようになってきていますが、目指すのはお友達と楽しく会話ができる「滑らかで流暢、表現できる伝わる会話」です。
その高い目標と就学してからの学校生活に向けた取り組みは続きます。
会話力の向上と継続して、ひらがなの読み書きを完璧にできるようになること、まだスムーズとはいえない数の概念を学び「あわせていくつ」までできるようなることを目指しています。

また心身の成長を目指す機能訓練では、集団活動で人と人との距離感を理解し、距離を保てることや、姿勢保持・バランス能力の向上などについて、訓練や運動遊びで整えていきながら、自信を育て、自発的な行動ができるようになることを目指していきます。

COMPASS発達支援センター宿毛
所在地:〒788-0000
    高知県宿毛市宿毛5380-1
連絡先:0880-63-1738

(事業所名をクリックして頂くと事業所案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)
Copyright(c)2018@compass328 T.0. All Rights Reserved.

初めての方へ

COMPASSの療育手法
ご利用者の声
COMPASS施設一覧