COMPASS丸亀NEXT みんなと関わる手始めに…(1)

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS丸亀NEXTに通う現在4歳のお友達は一昨年の秋から通ってきています。
お友達の発語は不明瞭なときがありました。
そのせいもあるのか、思うようにならないと自分の顔を引っ掻いたり、一時期はコンクリートの上でひっくり返ってしまうことや、お友達を叩いてしまったりすることもあったそうです。

保護者様は、幼かったお友達が感情のコントロールと、会話のキャッチボールができるようになってほしいと願っておられました。
激しい行動になる割に、お友達は恥ずかしがり屋の面も持ち合わせていて、園での運動会や発表会は恥ずかしくてその場にいるだけで精一杯だったのだそうです。
このため、皆と同じように楽しく運動やお遊戯などをしている姿が見たいのだと話しておられました。

個別支援計画では、まずCOMPASSという新しい環境、初めて関わる先生やお友達に慣れて、楽しく過ごせるようになることを目指します。
そして活動を通して一定時間着座して過ごせるようになるよう促していきます。
その次のステップとして、自分の思いを少しずつ言葉で伝えられるようになり、周りのお友達や先生たち大人と会話のキャッチボールができるようになることを目標として掲げました。

数回通ううちに少し緊張もほぐれ、本格的にお友達との活動が始まります。
課題として選んだのは、絵カード、数字のカード、口舌の体操、発声練習など座学で言葉の成長に関わる課題でした。
また運動の活動を取り入れることで、集中や姿勢維持への効果を期待して、色と形などの壁タッチ、とび石、バランスボール、カラーフープジャンプ、クマ歩き、まねっこ、タオル体操、、ペアでの運動などにも取り組んでいきました。

お友達同士のトラブルや、感情が抑えられずに堪らず自分を傷つけたりする行動が治っていくように、まずは言葉で気持ちを伝えることを目指しました。
不明瞭さがあったために伝えたいことも真っ直ぐに届かないようなので、明瞭化を目指し、口の開きを確認できるように、発語のときには鏡を前に置いて口や舌の体操を繰り返していきました。

繰り返し、繰り返し、何度も発声の練習に取り組むのですが、お友達はまだ幼く、同じことを続けるのに飽きてしまうこともありました。
学習活動中、突然「もうしない!」と言って、床に寝転んだり、泣き出してしまうこともありました。
そんなとき先生は別室に誘い、落ち着くまでクールダウンの時間を作ったり、落ち着いてからは自分の気持ちを伝えられるように振り返りを行いました。

運動でもペアでの活動では、ペアになったお友達の動きに影響を受け、先生の指示が入りにくくなったり、刺激を受けて動きがお友達のペースから外れ、激しく活発になりすぎることもありました。
そこでペア活動の場合は、全体に伝えた後、さらに個別に指示を重ねたり、ペアの組み合わせや運動の進め方を考えながら指導していったのだそうです。

また、しっかりと理解しているのかどうか確認したくてもお友達とは目が合いにくく、指示の途中で私語を挟むこともありました。
これは聞いていないと判断できる行動です。
先生の話を最後まで聞くことができないので、お友達と視線の高さを合わせたり、話は最後まで聞くように声掛けを繰り返したのだそうです。
(後編へ続きます)

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