COMPASSオレンジ 伝えたい気持ちをかたちに(2)

こんにちは。前回に続いて、COMPASSオレンジに通うお友達の成長の様子をご紹介します。

支援開始から4年が経ち、今年の春には明るい変化がたくさん見られるようになりました。

職員の口の形やまばたき、視線の向きなどをよく模倣するようになり、身振りを使って「かして」「ちょうだい」といった意思を自ら表現する場面が増えてきました。以前は職員に頼りきりだった生活動作も、自ら着脱に取り組んだり、トイレに行く姿が見られるようになりました。

気持ちの切り替えもスムーズになり、落ち着いて過ごせる時間が増えました。こだわり行動やパニックが少なくなったことも、大きな進歩のひとつです。

保護者様からは、「準備や片付けの場面で気持ちが乗らないときでも、切り替えが早くなっている」「集中して座学に取り組む姿が特に印象的」とのお声をいただいています。また、「はい」「いいえ」の表現や、数字・量の認識など、学習面でも興味が広がっています。

集団活動にも楽しく参加できるようになり、みんなと同じことをする喜びを味わっています。プリント課題では線をなぞり、始まりと終わりを意識して描けるようになってきました。

 

今後は、母音の発声を促す練習を続けながら、職員が仲立ちとなってお友達同士のやりとりを育んでいきます。さらに、全身を使った活動を通して「体を動かす楽しさ」を実感できるよう支援を続けていきます。

これからも、お友達のペースを大切にしながら、一歩ずつ成長を重ねていけるようサポートしてまいります。

 

COMPASSオレンジ

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