COMPASSそがわ 言葉で思いを伝えられるようになってきたお友だち

こんにちは。今回は、COMPASS発達支援センターそがわに通っている年長のお友だちの様子をご紹介します。

通所を始めた頃、このお友だちは体調不良で登園が続きにくい時期がありました。慣れた環境では保護者様との会話ができるものの、保育園や事業所など普段とは違う場所では緘黙状態となり、言葉で気持ちを伝えることが難しい状態が続いていました。また、慣れないトイレでは入ることができず、その場で排泄ができないという課題もありました。

支援の中では、まず安心して過ごせる環境づくりと、言葉で伝える経験を増やすことを大切にしました。言葉で伝えることが難しい時には筆談で気持ちを書いてもらい、職員が受け取って言葉にして伝える関わりを行いました。絵本・あいうえおの歌・イラストカードを使いながら、発語の練習や語彙を増やす取り組みも行いました。

 

日常の動きの中では、運動や遊びの時間にも参加できるように手添えで関わり、安心感を持ちながら活動に入れるよう促しました。また、トイレについては保護者様と一緒に事業所のトイレに入る練習から始め、少しずつトイレに慣れる支援も行いました。好きな活動や興味のある遊びを入口にすることで、事業所内の雰囲気に馴染むきっかけをつくりました。

支援を続けていく中で、利用開始からおよそ1年後頃から、少しずつ言葉で気持ちを伝えられる場面が増えてきました。集団の中でも言葉を使ってやり取りする機会が増え、職員やお友だちとのコミュニケーションが育ってきています。表情も豊かになり、伝えたい気持ちを言葉で示す場面が見られるようになりました。

また、先日は職員と一緒にそっと手をつないで事業所のトイレに入り、自分で排泄することができたという嬉しい出来事もありました。これは、本人にとって安心できる形での自然な前進となり、支援の中で大きな成果として職員や保護者様とも喜びを分かち合うことができました。

保護者様からは、「自分の思っていることを言葉で伝えられるようになってきた」「事業所での様子を帰ってから話してくれるようになった」との感想をいただいています。まだ苦手な場面や不安な気持ちは見られるものの、本人のペースで言葉が育ち、関わりが広がっていることが感じられています。

今後は、言葉の表出や語彙力、表現力をさらに伸ばし、会話のキャッチボールがよりスムーズになるように支援を続けていきます。トイレでの自立も本人の気持ちを大切にしながら、自然な形で促せるよう見守っていきたいと思います。

 

COMPASSそがわ

所在地:香川県高松市十川西町171-4

連絡先:087-899-5238

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