SMILE グループホームでの暮らしから仲間とともに、少しずつ前へ

香川県中讃地区COMPASS児童発達支援センターの2階にあるグループホームSMILEは、三葉グループ唯一のグループホームで、成人の方が利用されています。
現在10名の方が生活しており、就労継続支援B型、デイサービス、就労移行支援など、日中の過ごし方もそれぞれに合わせて利用されています。
グループホームが満床となってから3年が経ち、現在の10名での生活にも慣れ、皆さん毎日を安心して、規則正しく過ごされています。
そのなかで、今回はAさんの歩みをご紹介します。

Aさんは児童擁護施設で育ちました。
施設では他者との関わりを避け自室で過ごす時間が多く、入浴や身の回りのことも自分ひとりで行うことが難しい状態が続いていました。
不安や緊張からうまく気持ちを伝えられず、ごまかしてしまうこともあり、周囲との信頼関係が築きにくい状況にありました。
それでも「自分の力で暮らしてみたい!」という気持ちがあり、成人を迎えるにあたって、地域での生活を目指し、グループホームへの入所を決意されました。

 

 

入所当初は生活リズムが整わず、声をかけても反応がないことや、あいさつ・入浴を避ける様子が見られました。
職員は焦らず、毎日根気よくあいさつを重ねることで、少しずつ安心できる関係性を築いていきました。
その積み重ねによって「おはよう。」「いってきます。」といったあいさつが自然にできるようになり、入浴や身だしなみも自分のタイミングで行えるようになっていきました。

 

当初、Aさんは就労継続支援B型事業所に籍を置いていましたが、通所することができず欠席が続いていました。
事業所の職員が迎えに来ても玄関から出られない日も多く、通所できても作業には参加できず、トイレで長時間過ごしてしまうこともありました。
体調不良を理由に休むこともありましたが、実際には「お腹が痛い」と言ってゲームをして過ごす日もあり、気持ちの切り替えが難しい様子が続きました。

それでも職員は根気強く見守り続け、少しずつ会話を重ねる中で、「巻き爪の痛み」「メガネが合っていない」など身体的な不調も原因のひとつであることがわかり、医療機関の受診やメガネの新調などの支援を行いました。
そうしたサポートによってAさん自身が「できない理由」が減っていく手応えを感じて、外に出ることへのハードルが少しずつ下がっていきました。

成人式では、服装の準備から当日の付き添いまで職員が協力し、Aさんが安心して参加できるようサポートを行いました。久しぶりに旧友と再会し、笑顔で写真を撮るAさんの姿に、職員一同胸が熱くなりました。人とのつながりを再び感じられた、大きな出来事でした。

その後も作業への意欲を維持することは難しく、悩んだ末にB型事業所を退職することとなりましたが、職員とともに「次に何をしたいか」を考える時間を持ち、自分のペースで将来について考えることができました。
新たな挑戦として原付免許の取得を目指し、試験に落ちて落ち込むこともありましたが、3回目の挑戦で見事合格!
大きな自信となりました。

 

現在は就労移行支援事業所に通所しており、以前は職員が声をかけなければ起きられなかったAさんが、今では自分で支度をして自転車で通所するようになりました。
まだ時間ぎりぎりになることもありますが、「自分で行動する」姿勢が定着してきています。

 

かつては黒い服ばかり着ていたAさんですが、今では外出時には場面に合った服装を選び、身だしなみにも気を遣うように。
昼食もカップラーメンからプロテインへと変わり、健康意識が高まっています。
職員と一緒に掃除した部屋も、今では自分で整える習慣がつき、清潔な状態を保てています。

また、他の入居者との関わりも増え、「重い荷物は僕が運びます」「何かあったら俺が守る」といった、周囲を気遣う言葉も聞かれるようになりました。就労移行支援ではパソコンの資格取得にも挑戦し、見事合格。
かつて何事にも気力が湧かなかったAさんが、自ら目標を持ち、努力する姿を見せてくれています。

Aさんの成長は、信頼関係の中で一歩一歩積み重ねられてきたものです。
これからもAさんが自分らしく、地域の中で前向きに暮らしていけるよう、私たちは変わらず温かく見守り続けていきます。

グループホームSMILE
所在地:〒763-0082
    香川県丸亀市土器町東4丁目780番地 2階
連絡先:0877-85-5838

(事業所名をクリックして頂くと、事業所案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)
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