COMPASS発達支援センター観音寺 「だいすき」を言葉で伝えられるように

こんにちは。
今回ご紹介するのは、COMPASS発達支援センター観音寺に通っている当時高校2年生のお友だちです。

利用を始めた頃のお友だちは、他者との距離が近く、関わり方に難しさが見られていました。
また場面に応じた言葉のやり取りが難しく、気持ちをうまく伝えられないことで、不適切な行動につながることもありました。

さらに、手指を使った活動や机上課題に対して苦手意識があり、取り組むこと自体に時間がかかる様子も見られていました。

保護者様からは、
「適切な関わり方を身につけてほしい。」
「将来に向けて、集中して活動に取り組めるようになってほしい。」
とのご意向がありました。

療育では、まず言葉と意味の一致を大切にし、絵カードを用いた語彙の獲得に取り組みました。
名詞や動詞だけでなく、表情や文章のカードも取り入れることで、場面に応じた言葉の使い方を具体的に学べるよう支援をおこないました。

また、他者との距離感については、言葉だけでなく実際に腕を伸ばした長さを基準に示すなど、目で見て分かる形で伝えました。
気持ちの表現についても、「抱きつく」以外の方法として、ハイタッチや指でハートを作る動作など、適切な表現方法を一緒に確認しながら練習を重ねていきました。

机上活動に対しては、最初にその日の課題を提示し、「ここまでできたら終わり」と見通しを持てるようにすることで安心して取り組める環境を整えました。

また、好きなイラストを取り入れることで、楽しみながら手指活動に取り組めるよう工夫をおこないました。

やがて利用から1年3か月ほど経った頃から、少しずつ変化が見られるようになりました。
現在では、嬉しい気持ちをハイタッチや指で表現できるようになり、相手との距離を意識した関わりができるようになりました。

また、嫌なことがあった時には、「~が嫌だった」と言葉で伝えられるようになり、その後の対応についても職員と一緒に考える姿が見られるようになりました。

さらに、場面に応じた挨拶や要求も言葉で伝えられるようになり、コミュニケーションの幅が広がっています。

手指を使った活動への苦手意識も少しずつ薄れ、落ち着いて課題に取り組むことができるようになってきました。

道具の使い方や力加減も、声かけを受けながら調整できるようになり、集中して取り組む時間も伸びています。

保護者様からは、「家庭では難しかった机上活動に楽しく取り組めている」と喜びの声をいただいています。

また、学校での出来事やお友だちの話を自分から話してくれるようになったことも、大きな成長として感じておられます。

職員も、お友だちが相手や場面に応じて言葉や行動を選びながら過ごせるようになってきたことを、とても嬉しく感じています。

今後は、社会生活を見据えながら、より適切な言葉のやり取りや行動の選択ができるよう支援を続けていきます。

これからも心を込めたやり取りと、安心できる環境で、人と関わりながら、自分らしく過ごせる力を育んでいきたいと思います。

 

COMPASS発達支援センター観音寺
所在地:〒 768-0013
香川県観音寺市村黒町230-2

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