COMPASS発達支援センター吉富Kind 少しずつ言葉で伝えられるように

こんにちは。今回ご紹介するのは、COMPASS発達支援センター吉富Kindに通う小学3年生の男の子のお友だちの成長の物語です。

お友だちは、2023年の春に通所を開始しました。会話の理解はあるものの、ルールを理解するのが難しく、思いのままに動き回ってしまう姿が目立ちました。文字や数字への認識も曖昧で、1から10までの数唱もまだ難しい状況。さらに、人前であいさつをしたり、自分の気持ちを言葉で伝えたりすることが苦手で、危険への認識も十分ではなく、急に走り出したり飛び出したりする様子が見られました。

 

まず取り組んだのは、「こんにちは」「さようなら」のあいさつ。恥ずかしさから逃げたり隠れたりする姿も見られましたが、きちんとあいさつができたときには、職員がしっかりと声をかけて喜びを共有し、次の行動につなげました。

学習面では、ひらがなや数字が読めないお友だちに対し、ひらがなのうたの唱和や絵カード、マッチングカード、プリント教材を使いながら、少しずつ「書けた」「できた」という成功体験を積み重ねていきました。間違えることや「できない」ことに対して落ち込みやすいお友だちでしたが、ペースに合わせた支援をコツコツと続けることで、「最後まで頑張る」力が育っていきました。

また、着座姿勢が崩れやすく、集中が途切れてしまう場面も多くありました。そのたびにやさしく声をかけ、姿勢を正す習慣を身につけられるよう支援しました。正しい言葉づかいや、自分の気持ちを相手に伝える方法についても、会話のやりとりの中で繰り返し伝えました。

 

通所から半年ほどがたった頃、お友だちは自分からあいさつをし、学習にも落ち着いて取り組めるようになってきました。集団の中でのルールやきまりも理解し、トラブルの少ない生活を送れるように。家庭でも、「学校やコンパスでは言葉づかいにも気をつけて過ごせている」とのことで、保護者様もその成長をしっかりと感じてくださっています。

今後は、さらに学習面での定着を図りながら、新たな内容にもチャレンジしていけるよう支援を続けていきます。そして、集団生活の中で相手の気持ちを考えた行動ができるよう、引き続き丁寧な関わりを重ねていきます。

 

 

COMPASS発達支援センター吉富Kind

所在地:福岡県築上郡吉富町大字直江587-2

連絡先:0979-62-9338

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