COMPASS発達支援センター唐津 発語がなかった男の子が、お友だちと過ごせるようになってきて

こんにちは。今回ご紹介するのは、COMPASS発達支援センター唐津に通う年中のお友だちのエピソードです。

初めての通所は4歳の春でした。発語がなく、人への興味もほとんど見られず、コミュニケーションがとれないことが保護者様の大きな悩みでした。食事にも関心が薄く、自分で食べることをほとんどせず、食事中の離席も多く見られていました。

日常生活の基本であるトイレにも興味がなく、集団行動やお友だちとの関わりにも難しさがありました。

支援ではまず、お友だちとの関わりと発語のきっかけを育てること、そして生活の中で必要な動作や習慣に興味をもつことを目指しました。

ことばの面では、絵本の読み聞かせや絵カード、あいうえおのうたなどを通して、自然にことばを聞く機会を増やし、お友だちと一緒に取り組む活動を多く取り入れました。お口の体操も毎回取り入れ、発音しやすくなるように口の動きを育てていきました。

トイレへの誘導には、本児が好きな車のシールや、ハンドル型の手作りおもちゃを活用し、興味を引き出す工夫をしました。最初は反応も乏しかったものの、やり方を統一して根気よく繰り返すことで、次第に意識が向いていきました。

集団活動では、他のお友だちと一緒の空間で過ごす時間を少しずつ増やしながら、自分の興味が持てるものに関しては一緒に参加する経験を積み重ねました。

通所を始めて1年が経つ頃から、明らかな成長が見られるようになってきました。

声かけだけでトイレに行けるようになり、ほとんど失敗もなくなりました。活動中も、お友だちの近くで過ごしたり、好きな遊びでは一緒に取り組む様子も見られるようになってきました。

そして最近では、少しずつ発語も見られ、会話のキャッチボールができる場面も増えてきています。

保護者様からも、「お友だちと同じ空間で落ち着いて過ごせるようになったこと」「少しずつ会話が成り立ってきたこと」をうれしく感じているとのお声をいただいています。

今後は、2語文・3語文でのやりとりや、文章での発話に向けて支援を進めていきます。また、食事や着座、集団活動への参加など、日常生活に必要な力が無理なく身についていけるよう、今の興味を大切にしながら支援を継続していきます。

COMPASS発達支援センター唐津

所在地:佐賀県唐津市町田1-8-5 前田ビル1F101

連絡先:0955-53-8638

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