COMPASS発達支援センター坂出 変化の小さな積み重ねから見つめる、新しい「できる」

こんにちは。
今回は、COMPASS発達支援センター坂出に通う、小学3年生のお友だちの成長の様子をご紹介します。

このお友だちは、支援開始前には「やりたくない!」「いつもと違う!」と思っても、思いをうまく伝えられず、強い拒否感や混乱を示すことがありました。
お気に入りのルーティーンが壊れることを極端に嫌い、新しいことや変化に対して不安を抱えていたお友だち・・・
そればかりか言葉で自分の気持ちを表すのが苦手で、身の回りのことや集団活動に参加するのも難しい状態でした。


支援では、「安心できる環境」と「少しずつ変化に慣れる経験」の両方を大切にしました。
机上の活動では、なぞり書きやプリント学習、指先の巧緻性を高める練習。
また体を使う活動では、体幹やバランスを整える運動、フープジャンプやタオルキャッチなど動きのある運動療育を取り入れました。

初めのうちは、予定外の変更に対して戸惑いや拒否が見られたので、事前に職員が「次はこれね!」と伝えるなど、見通しを持たせる工夫を重ねました。
その小さな一つ一つが成功したときには、声をかけて認め、お友だちも小さな「できた!」を積み重ねていきました。

こうした支援を通じて、通所から約3〜4か月後には少しずつ変化が見え始めました。
まずは「挨拶してくれる人?」という問いかけに、自分から手を挙げるようになり、集団の中での参加意欲が見えてきました。
また、お友だちと遊ぶ場面では、「一緒にしよう!」「遊ぼうよ!」と声をかける姿も増えてきました。
以前は拒否しがちだった”変化”にも、少しずつ柔軟に対応できるようになってきました。

さらに、言葉でのやり取りも増え始め、簡単な言葉ややり取りを交えて、気持ちや思いを伝えようとする姿が見られています。
次第に「これやる?」「いいよ!」と、お友だちとのやりとりも少しずつ成立するようになってきました。

利用を重ねたことで、身の回りのことも自分で取り組めることが増えました。
支援員から声かけをされる前に、自分から「やる!」と手を挙げるなど、自主性の兆しも芽生え始めています。

保護者様からは「体も心も少し落ち着いてきたようです。」「本人の意欲が育っているように感じます。」というお声をいただいています。
職員も、少しずつだけれどお友だちの「変わり始め」を感じられることに喜びを感じています。

 

これからも、安心できる環境と、無理のない変化のステップを大切にしながら、言葉や行動で自分の気持ちを伝えられる力と、集団生活でも自分らしく過ごせる力を育てていきたいと思います。

 

COMPASS発達支援センター坂出
所在地:〒762-0038
    香川県坂出市笠指町3-1 いなだビル1F
連絡先:0877-85-9368

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