【オレンジ】「痛い」が言えた日。少しずつ育ってきた『伝える力』

こんにちは。
「言葉がなかなか増えない…」
「自分の気持ちをうまく伝えられない…」
「お友だちと一緒に遊ぶ機会を増やしてほしい…」
そんな思いを抱かれることはありませんか?
今回は、COMPASSオレンジに通う年長のお友だちの成長の様子をご紹介します。


利用開始当初のお友だちは、発語が少なく、自分の思いを言葉で伝えることが難しい様子が見られていました。
また、人と関わることは好きでしたが、お友だちよりも大人とのやり取りを好むことが多く、母子分離にも不安が見られていました。


保護者様からは、
「発語を増やしてほしい」
「言葉でコミュニケーションができるようになってほしい」
「お友だちと一緒に遊ぶことを楽しめるようになってほしい」
「身の回りのことを自分でできるようになってほしい」
というご希望を伺っていました。


そこで療育では、語彙力や発音の向上、生活動作の習得、身体づくりを目標に支援を進めていきました。発音の明瞭さにつなげるために、口腔体操を継続して実施しました。
また、絵カードを用いた発声練習では、一音ずつゆっくり発音することを意識しながら、短い単語から少しずつ練習を重ねていきました。


姿勢の崩れが見られることもあったため、一つの課題を長時間続けるのではなく、新しい教材へ切り替えながら集中が続くよう工夫しました。
さらに、小さなキャップの開閉やひも通しなどの巧緻性玩具を取り入れ、手先の操作や集中力を育む活動にも取り組みました。


活動の中では、できたことを職員とハイタッチで共有しながら、自信や意欲につなげられるよう心掛けました。
そうした積み重ねの中で、利用開始から半年ほど経った頃から変化が見られるようになりました。
発音が少しずつ明瞭になり、職員の言葉への理解も高まってきたことで、やり取りがスムーズになってきました。


特に印象的だったのは、自分の体に痛みがあった時のことです。
職員が様子に気付き声をかけると、「痛い」と自分から伝えることができました。
さらに、「どこが痛いの?」という問いかけに対して、「ここ」と答えることができ、言葉でのやり取りが成立したのです。


利用当初には難しかったコミュニケーションが、少しずつ形になってきた瞬間でした。
また、着座姿勢についても成長が見られています。
現在も姿勢が崩れる場面はありますが、以前に比べると着座姿勢を保てる時間が長くなり、落ち着いて活動へ取り組めるようになってきました。


保護者様のご意向であった「発語を増やすこと」「発音を明瞭にすること」についても、利用開始当初と比べて大きな成長が見られています。
職員にとって嬉しいのは、お互いに言葉で挨拶を交わしたり、会話のやり取りができたりする場面が増えたことです。言葉が増えることで、自分の思いを伝えられる機会が増え、人との関わりもより豊かなものになってきています。


今後は引き続き語彙を増やす取り組みを行いながら、会話のキャッチボールが楽しめるよう支援を続けていきます。
そして職員とのやり取りだけでなく、お友だちとの関わりへとつなげながら、コミュニケーションの幅をさらに広げていけるよう支援していきたいと考えています。


今回ご紹介したように、お子さまの成長のきっかけは一人ひとり異なります。
COMPASS発達支援センターでは、ことばの発達やコミュニケーション、集団生活への適応、身辺自立、就学準備など、お子さまの発達段階や特性に合わせた支援を行っています。
今回の事例のように、発語やことばの発達、コミュニケーションに関するご相談も受け付けています。
お子さまのことで気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

COMPASSオレンジ
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