COMPASS丸亀Wish ビーズに願いを込めて

木曜日のCOMPASSです。
お友達はCOMPASS丸亀Wishが今年の春にオープンして、他のCOMPASSから移ってきました。
他のCOMPASSから数えるとCOMPASS利用歴は5年目、この春中学校2年生になりました。

保護者様は、コミュニケーションに困りごとを抱えているお友達に「自分の思いをジェスチャーや手話で伝えられるようになってほしい。」と願っておられました。
COMPASSの活動を通して、さらに基本的な日常動作を身に着けてほしいとも希望されていました。

初めてのWishの利用日。
お友達は緊張することもなく、他のCOMPASSで馴染みのあった先生がいたこともあり、落ち着いて利用がスタートできました。
お友達のプランでは「手指の指導」が一つのキーワード。
例えば感染症予防のために丁寧な手洗いを促すのですが、冷たい水が手に触れることが苦手で、苦戦しています。
学習時間は巧緻性の指導でペグさしなどから取り組み始めましたが、指先を柔軟に使うことが苦手です。

Wishでは、これまでのCOMPASSの学習を引継ぎ、その上で日常的な文字の習得、集団行動を通してルールやマナーを学ぶことを設定しました。
様々な道具の使い方や指示に従っての操作技能のスキルアップ、そして数認識を高め、数字への興味を引き出していきます。アイロンビーズを始めとして、カラーペグ、はさみの練習、書写、お箸の練習などがお友達とやっていく学習課題です。

当初お友達は、学習課題のアイロンビーズやカラーペグにはほとんど興味を持ってくれませんでした。
アイロンビーズは数個つまんで型においては箱に戻し、置いては戻し、その繰り返しで、最後までいかず、作品を作ることができません。
カラーペグも最後まで自分ではめて完成することもできませんでした。
完成することで得られる達成感を目指し、この後一進一退の毎日は続きます。

ひと月が経ち、アイロンビーズでは先生が完成形が分かるようにある程度途中までビーズを並べていくと、そこから始めたお友達は、容器に戻してしまうことなく、残りを自分で置いていけるようになり、作品として完成させることができました。
またさらに1ヶ月後には、保護者様にお友達が大好きなキャラクターが「すみっこぐらし」だと伺い、その図案を用意すると嬉しそうに取り組み、先生も少しだけお手伝いしましたが、ほぼ自分で完成させられました。
出来上がった作品を見つめるお友達は、完成したことでとても嬉しそう。
そのすぐ後のカラーペグの日には、全て自分でカラーペグを嵌めていくことができています。

4月には手洗いのとき、水が苦手だった様子のお友達。
自宅でも保護者様が習慣付けを努力され「手洗いの10個の動作」全てではないものの、できる行程が増え、丁寧に洗うようになってきました。

「できること」が少しずつ増えてきたことで、他の生活動作もできる限り一人で行えるよう一生懸命頑張っています。
言葉によるコミュニケーションが難しいお友達ですが、伝えたいこと、例えば「トイレ」などは独自のジェスチャーで先生に伝えようと頑張っています。
しかし、まだわかっている人にしか伝わらないので、どんな方法で伝えていくかを模索しながら伝え方の工夫が続いています。

季節は春から夏への途中、お友達もまた成長の途中です。
日によって気分のムラがあり、その日の出来不出来を左右している事は否めません。
自信を得て成長に繋がるよう、手先の動作の療育を継続する事で、達成感から積極性を引き出していきたいと願い、立ち止まらない療育は続きます。
コミュニケーションツールとして、今後は手話などの指導も視野に入れ、経験を通して飛び切りの笑顔を増やしていきたい・・・そう、願いを込め支援を続けます。

COMPASS発達支援センター丸亀Wish
所在地:〒763-0091
    香川県丸亀市川西町北2034-2
連絡先:0877-35-8328

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