COMPASS松茂 怒りから優しい笑顔へと

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS松茂に5月から通い始めた新1年生のお友達。
感情の抑制が効かず、起伏の激しいところがあります。
爆発した苛立ちの矛先はまずモノへと向き、おもちゃを全部投げ散らし、挙句、ごみ箱に捨ててしまいます。
大声で叫び、唾を吐き、走り回り、椅子を倒し、部屋から出ていってしまいます
先生の話を聞かず、制止する先生への暴言が始まり、叩くなどの暴力、物を投げつけ、暴れます。
どれも満足できないと、今度は自分を傷つけ始めるお友達です。

保護者様は我が子を想い「学校で座っていられるよう、集中してできるように、感情のコントロールができるようになってほしい。」と願い、COMPASSの療育への期待を語られていました。
保護者様の思いを込めたお友達の個別支援計画では、短期目標として、新しい環境に慣れ楽しく通うことを目指すように設定しました。
そして長期目標としては気持ちを落ち着かせ、取り組めることを増やしていけるように目標を設定しました。
安心して楽しく過ごせる場所として、COMPASSを受け入れてもらえるように挑戦が始まりました。

お友達は着座姿勢のキープができません。
COMPASSに到着しても、机に行くまでにあらゆる抵抗を見せ、時間がかかりました。
砂時計を使って「3分間」、砂が落ちきるまで静かに着座ができるよう促すことからスタートしました。
5月、6月、7月・・・毎日、毎回、少しでも座ることに慣れてもらいたいと願い、何度も何度も繰り返します。

玩具が目に入ると学習にスムーズに取り組めなので、目に入らないところへ移動。
更にお友達が落ち着いて勉強できるよう専用スペースを作り、集中できる環境作りを工夫してみました。
またCOMPASSから帰るときに「今日できたこと」「できなかったこと」を振り返る「〇」「×」プリントを作成し、自分で冷静に自己評価して、振り返りと自覚に繋がるよう都度導きました。

COMPASSのお休み以外、毎日通ってきているお友達。
毎日の取り組みの成果は、お友達の中で少しずつ形となって現れるようになってきました。
全く指示に従わなかったお友達ですが、来所してすぐに学習準備ができるようになりました。
先生の話を聞くようになりました。
指示された時間、椅子に座っていられるようになりました。
叫んだり、暴力や罵倒、唾を吐いたり、おもちゃを投げることも見られなくなりました。

当初から不明瞭な部分はありましたが、会話はできていたお友達。
しかし、文字、数字を理解しておらず、読めないし、書けませんでした。
着座もできるようになり、気持ちが安定してくると言葉の学習への意欲も変わってきました。
ひらがなや数字に興味を持ち、キラキラの瞳で一生懸命取り組む姿を見せています。

あの頃投げ散らしていたおもちゃを、今では他のお友達の手のひらに乗せてあげるお友達。
その笑顔で仲良く遊ぶ姿には、思いやりや優しさがうかがえます。
怒りのエネルギーを、少しずつ学びへの情熱に切り替えつつある今。
お友達は、貪欲に知識を吸収し始めました。
この機会を逃さず、学びを通して向かうお友達のより楽しい学校生活へ、将来の自立へと、支え、励まし、導いて、新たな世界を目指します。

COMPASS発達支援センター松茂
所在地:〒771-0219
    徳島県板野郡笹木野字八北開拓170-1-2F
連絡先:088-699-0138

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