COMPASS松茂 座って絵本を最後まで

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS松茂のお友達が通い始めたのは6月の初めでした。
保護者様のご希望は「言語の訓練をしてほしい。」と言うことと「椅子に座って何かを成し遂げてほしい。」と言うものでした。

初回の療育のとき、お友達の様子はと言うと、まず発語がありませんでした。
気が散りやすく、集中が続かず、遊んでいるお友達からおもちゃを取り上げてしまったりとじっとしておらず自由奔放に動き続けていました。
コロナ禍でできるだけお友達にマスクを付けてもらおうとしましたが、一切マスクを拒否。
座るように促して、教材を出すと興味のないものだとわかるとすぐ離席。
先生の指示を無視して、興味のあるものを欲しいとせがみ続けます。

そんなお友達の個別支援計画の短期目標には先生の声掛けで動けることを増やしていくことを目指し、長期目標では、遊びの中から物と言葉が結びつくよう支援し、保護者様のご意向でもある発語に繋げていくことが設定されました。
選択した教育課題は、絵カード・絵本の読み聞かせ・あいうえおの絵本・手先トレーニング(ストロー落とし・ようじ落とし・洗濯ばさみ・紐通し・ボタン)・手遊び・色のマッチング・シール貼りなど楽しめて集中しやすい課題を選択しました。

お友達は意思を通すことにこだわり、興味のない療育内容になると教材を机から落としてしまいます。
興味が湧かないものを提示すると嫌がって泣き出し、自分が気に入っている療育グッズをずっと指差ししてこれをやらせろとせがみます。
そこで、マスクができないため他のお友達に影響がないようにと言う意味も含めて、目に付く物の少ない小部屋に机を移動し、目に付くものには布をかけて目隠しをしておくことにしました。
壁を背に机を配置することで自由に動き回りにくい環境を作り、目の前の教材と先生に注視できるように工夫をしてみます。

嫌がるお友達でしたが、今では命を守る大事な習慣となったマスク着用。
COMPASSに来るたびにマスクを着けられるようにと着用を促し続けました。
すると次第に外して放り投げる頻度が減ってきて、マスクを着けられるようになってきました。
同様に、着座時間も初めの頃よりは長くなり、先生の指示に抵抗も見せなくなりました。

繰り返し行う発声訓練の成果で、喃語ではありますが、少しずつ発語らしきものが増えつつあります。
ものの名前を理解しようとする姿勢が見られ、絵カードなどを見て可愛いジェスチャー。
最初に比べると、まだ一つのおもちゃでじっくりと遊ぶことはできませんが、ずいぶん長い時間座って遊べるようになりました。
絵本も最初は最後までめくれず放り出していましたが、今では着座姿勢を保ち、最後まで絵本を1ページずつ見終えることができるようになりました。

お友達の成長を保護者様もとても喜ばれ、先日「外食に行っても食べ終えるまで席を立たずに座っていられるようになって、マスクを付けられるようになったので、安心して外出もできます。」と嬉しいご報告を頂けたそうです。

5ヶ月が過ぎようとしている今、好き勝手に走り回ったりせず先生の指示を受け入れるようになって、短期目標はクリアです。
これからは療育と遊びを通して喃語から二語文の獲得に向けて活動を広げるよう舵を切ります。
また自分でできることを増やして行くために、手や指のトレーニングを通して巧緻性の強化に努め、成長が加速していくように願い、優しく厳しくじっくりと関わっていきます。

COMPASS発達支援センター松茂
所在地:〒771-0219
    徳島県板野郡笹木野字八北開拓170-1-2F
連絡先:088-699-0138

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