COMPASS高知 そっと背中を押して・・・

木曜日のCOMPASSです。
昨年の11月から通い始めた高知のお友達は2年目を迎えました。
保護者様の願いは「会話のキャッチボールができるようになってほしい。」ということでした。
言葉が出ないわけではないのですが、滑舌が悪く、聞き取りやすい発声になると会話もスムーズになるのでは・・・と期待しておられました。

個別支援計画には言葉の力を育てるべく「自信を持って大きな声で話せるように。」という大前提の目標が掲げられ、同時に「ひらがな、数字の読み書き」や、数認知の向上の上で「合わせていくつ」がわかるまでに導き、「関わりを学び、社会性のメリハリを理解する」という内容が設定されました。
また、左手が利き手のようなので、右も使えるようにと配慮していきます。

それまで見学や説明で数回保護者様と来所していたこともあってか、ご挨拶も、片付けも、着座の促しにも素直に従い、療育への導入もスムーズで全く苦戦した覚えはなかったそうです。
ところが集中できるようにとパーテーションに囲まれた場所にある知育椅子に座ると、一瞬でも先生の姿が見えなくなると涙目になり、心細い様子だったのだとか。
不安な気持ちのせいなのか、発声する声も小さく、自信なさげな様子でした。

その初めての発語練習で、発語はさ行、た行、ら行が不明瞭だと判明。
数認知も10まで順序数を言うことは余裕でしたが、数字を並べるとなると、口に出す数と数字が一致しないことがわかりました。
なぞりの線もひ弱な様子でか細い線であったと言います。
でも具体的な方針が決まり、ここからがお友達のCOMPASSのスタートです。

学習課題は構音訓練、口腔体操、ひらがなのうた、絵カード、なぞり書き、発声練習50音、数カードなどですが、特に発声の練習では自信がない様子で、耳慣れない言葉は勿論、馴染んだ言葉でも小さな声になってしまうこともあったと言います。。
自信をつけてもらいたいと、絵カードなどでたくさんの語彙に触れ、はっきりと大きな声が出せたら褒める、小さな声だともう一回発声する、そして何度でも繰り返し、少しずつ自信を持てるように取り組みは続きました。

絵本読み・絵カード反復発声練習をこの1年飽きるほど頑張ってきたお友達、単語の発声については課題を残すものの、一語一語の発語については素晴らしい変化を見せています。
また当初は読めなかった文字が全て読めるようになり、滑舌、発声で気になっていた「さ行」も次第に言えるようになってきています。
まだ時折自信がなくなる場面もまだあるようで、その時は少し小さい声になってしまうのだとか。
また、なぞりや色塗りを右手で取り組み続けた成果があり、現在は右手なぞりの方がスムーズ太く濃い線が書けるようになっているのだそうです。
数の認識に積極的に取り組み、今では20前後まで数えられるようになっているのだそうです。

現在、会話には問題なしと言える状況だと思われますが、多少不明瞭さを残すので周囲に伝わっているかどうかといったところ。
正しい発音が身につくように、一語一語丁寧に発音し、口を大きく空けることで言葉の不明瞭さが軽減できるように支援していくことで言葉、発音の習得を目指します。
まだ自信がなく小さい声になる絵本の復唱なども大きく口を開け、自信を持ってはっきりと発声ができるように導きます。

数字の認識では、例えば1と3が並んでいても「13」という数字として認識できていないようです。
これからは書けるひらがなや数字を更に増やし、数では無理なく1桁から「合わせていくつ」という数の合成を具体物・半具体物などを通して操作することで理解しやすいよう学習を進めていきます。
これからも見守りながらお友達の自信につながるようにしっかり関わり、背中を押していきたいと思っています。

COMPASS発達支援センター高知
所在地:〒781-8104
    高知県高知市高須1丁目16-24
連絡先:088-802-5328

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