COMPASS.高知Jr チャレンジする気持ちへと

一昨年の夏の走り。
初めての面談で、保護者様はお友達を思われ「楽しく通ってもらいたいですね。将来困らないように、社会的なスキルを身につけてもらいたいです。」そして「お友達とのコミュニケーション能力を身に付けて欲しいです。」と優しく語られていました。

個別支援計画は「楽しく過ごしながら出来ることを増やしていくこと。」を目指し、お友達が苦手な箸使いや日常生活の動作も楽しんで習得できることが目標に設定されました。

通い始めた夏、お友達からは発語はあまり聞かれず、ジェスチャーをしながらのコミュニケーションが多かったそうです。
お箸や鉛筆もいわゆる握り箸のように指ではなく掌でつかんでいた状態でした。
課題に選択したのは絵カード、箸・鉛筆練習、ファスナー・ボタン練習、トイレトレーニングなどでしたが、嫌いな学習課題が出されると、途端に怒りだし、拒否されてしまいます。

児童の怒りの原因は様々です。
気分良くやっていたことを静止されたときや、他人と比べられたと感じてストレスになったとき、苦手で自信のないことなのに強要されたと感じたとき、欲求が満たされないとき・・・。
そして「わかってほしい」「助けてほしい」という伝え方がわからないとき。

お友達の場合は「苦手で嫌いなものをやらされる」という感覚と「自分の思い通りにやりたい」というものでしょう。
そこで先生は、お友達が歌が好きで鉛筆で何か描くのも大好きなところに着目し、一緒に歌を歌ったりお絵描きをしたりして、ノリノリな気分になってもらいます。

また、苦手な課題を2つならべお友達自身がどちらかを選び「それが終わったら一緒に好きなものをやりましょう。」と誘ってみたり・・・。
どっちかを選ぶのは強要されたわけではなく自分自身で選んだことなので、これはなんとか頑張れていました。

きっとイヤイヤだったのでしょうが、毎週5日通い続けたお友達に、少しずつ「できる」が増えていきました。
先生も手作りの小物を作り、箸のつかみ練習が楽しくなるように工夫したり、コロナ禍の最近は、アクリル板を間に置き、口を大きく開けながら発声練習、また、トイレトレーニングは20分ごと、30分ごと、1時間ごとと徐々にトイレへ促す時間を延ばし、排泄ができた際には、ごほうびシールを貼ることでモチベーションアップに繋げたり・・・

「できる」が増えて自信がついて来ると、どんな課題を出されても怒りではなく積極的な姿を見せるようになりました。
明瞭な発音で先生の名前を読んでくれたり、進んで挨拶をしてくれるようになってきました。
もう握り箸ではなく、ほとんどの場合、きちんとした持ち方で箸を使えるように。
トイレトレーニングの成果も素晴らしく、自分で尿意を感じたとき、トイレで排泄できるようになりました。

近頃のお友達にはさらに明るい笑顔が増えて、積極的に周りのお友達に話しかけたり、集団の中で関わり合おうとする姿を見せるようになりました。
保護者様からも「自分の身の回りのことができるようになり、言葉もよく出ていることが嬉しい!」と保護者様からもご家庭の様子を教えていただき、その成長に感無量の先生です。

言葉の成長に関しては、まだ道の途中。
これからは自分の気持ちを言葉で表すことができるように、また苦手なことでもどんどんチャレンジする気持ちになれるよう、集団活動ではもっと関わりを持ち、役割をはたせるようにと期待して、これからももっと深く関わり、総合的な成長を願います。

COMPASS発達支援センター高知 .Jr
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