COMPASS大野城 そして、輪の中へ…(2)

木曜日のCOMPASSです。
利用開始から2ヶ月経った12月に入った頃、個室で一緒に活動をしていた顔馴染みになったお友達に、工作で使用する定規を借りたお友達。
そのとき、お友達は照れながらも自分から「ありがとう」と言えました。
利用当初は困りごとがあったり、言いたいことが喉元まで出掛かっていても、その思いは言葉にはならず、先生を見つめ続けるだけでした。

それでも精一杯頑張ってやっとの思いで「うん?」と発声し、先生の気を引こうとしていたのだそうです。
お友達に「ありがとう」を言えた同じ頃にはそれまでの学習が実を結び「分かりません」「貸してください」と自発的に言えるようになってきたと言います。
最初は誰とも関わりたがらなかったお友達ですが、5ヶ月が過ぎた3月頃には、個室で先生とSSTすごろくを楽しむ中で「お友達とジャンケンをする」というマスに止まったとき、先生に背中を優しく押されながらでしたが「ジャンケンしよう」と赤面しながらも声を掛けられたと言います。

そして、先月、お友達は2年生になりました。
手に触れる感触が落ち着かない気持ちにさせるのか、粘土やスライムは今でも得意とは言えません。
ただ、先生に促されると米粉粘土や紙粘土にもチャレンジしようと頑張って制作に取り組めるようになりました。
現在も個室での学習課題は続いています。
元々学習には苦手意識があり、苦戦するとすぐ「分からん‼︎」と訴えるのだそうですが、落ち着いて問題を一つひとつ細分化し、一つずつ解決するように促すことで、正しい回答を導くことができるようになり、二桁のたし算もスムーズに行えるようになりました。

写真はイメージです

学習が終わった後には、関わり初めには先生の促しや手助けはまだ必要ですが、物のやり取りが以前よりスムーズに出来るようになり、新しく関われるお友達も増え、あやとりや、すごろく、ブロックで車を作ったりと、、みんなとの交流を楽しみ始めました。
確実に笑顔や自発的な発語も増え、他のお友達に折り紙の折り方を教えたり、自身が作った物をプレゼントしたりと、先生を介さない関わりも少しずつ増えてきています。

保護者様によれば、変化はご家庭でも表れ、精神面の安定が見られるようになり、学校へ行きたくないとの発言も減ってきたのだそうです。
これまで通りに保護者様が手伝おうとすると「自分で出来る!」と返答して頑張る姿を見せたりと、自我が芽生え、小学生らしくなってきたと感じると、成長した姿を喜んでおられるようです。
今は、2年生になって学習面で遅れをとらないかが気がかりだとおっしゃっています。

秋から春の8ヶ月間の頑張りで、お友達は重い扉を開け、完全に自分発信とはいかないものの、お友達同士で楽しく関われるようになってきました。
苦手意識が邪魔をし、読み解けなかった問題も解けるようになってきました。
ひとつひとつの「できた!」が、お友達の足を1歩進ませ、その1歩が言葉となり、そして輪の中へ導いてくれました。
これからもお友達自身の中にまだ眠る可能性を最大限引き出していけるよう、変わらず丁寧な関わりを続けていきます。

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