COMPASS岡山 幸せな笑顔を見たくて(1)

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS岡山に一昨年から通っている現在4歳のお友達。
当時お友達から発する言葉を聞くことはなく、意思疎通が図れませんでした。
新しい環境に馴染みにくく、場所見知りがありました。
利用開始当時のお友達はまだ2歳、歩くのもとてもゆっくりで、コップでお茶を飲むことやトイレでの排泄など日常の生活動作はほとんどできていませんでした。

保護者様は会話ができるようになり、意思疎通がとれるようになってほしい、また硬い表情のままだったため、表情が豊かになって楽しく過ごせるようになってほしいと願っておられました。
この願いを受けて個別支援計画では、まずCOMPASSに通うことに慣れ、先生と一緒に楽しく遊ぶようになり、ここで安心して過ごせるようになることを第一の目標とします。
そして自分の思いや要求を伝えようという意欲を育てたいと、まずは語彙を増やすことや、言葉やジェスチャーを使ってやり取りできるようになることを期待しながら、他にも出来る活動を増やしていきます。
やがてその発信が2語文、多語文へと繋がり、また数認知が向上し、こだわらずに気持ちの切り替えがスムーズになり、目線を周りに向けるようになって他のお友達と関われるようになることを目指していくように設定していきました。

こうして小さなお友達と先生の二人三脚がスタートします。
まずはお友達が「伝えたい!」という気持ちになるように、大好きな「動物カード」を見せ「ガオー!!」と鳴きまねをしてみせます。
これに笑顔で反応を返すお友達。
その笑顔がまた見たくて、ずっと笑っていてほしくて、たくさん話しかけ、カードを楽しく活用し、たくさん笑い声を出せるよう取り組んでいきました。
絵本でも、絵に描かれている世界をいろいろな言葉で表現したりと言葉のシャワーをどんどん浴びてもらいました。

いつも行うルーティンから来所、退所時、お勉強の初め、終わりの挨拶のほか、「ありがとう」「ごめんなさい」というマナーも教え始めました。
ところがこの練習をやろうと誘ってもお友達は何故か拒否感を示していたそうです。
これに対し、先生は無視されても、嫌がられても、繰り返し根気よく教えていきました。
そして、ついにお友達の拒否の壁が崩され、自然に自分のほうから挨拶を口にするようになっていきました。

文字、数の認知の学習活動も始まりました。
お友達はこの活動が気に入らず、数字のカードや教材・教具をことごとく下に落とす、投げる、そして離席して隅っこで固まってしまいます。
これは遊びたい、やりたくないというお友達の強い意思と、成長へ向かう行動との闘いでした。
学習を始めようとするたびに、先生が笑うしかないほど、また同じことの繰り返しが続きます。

そして繰り返し、繰り返し、何度も、何度でも…。
捨てられた教材を拾い、離席したお友達に声をかけ、それでも笑顔で向き合い、お友達に寄り添う日々が続きました。
そして季節は春から夏へ、秋に差し掛かる5ヶ月が過ぎた頃、ようやくお友達と心が繋がる瞬間を、発語を返される瞬間がやってきました。
(後編へ続きます)

COMPASS発達支援センター岡山ふれんず
所在地:〒700-0921
    岡山市北区東古松3丁目4番14号
連絡先:086-222-0178

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