COMPASS大野城 厚い壁を壊すために…(1)

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS大野城に一昨年の春から通い始めた男の子。
当初2歳になる少し前のお友達は生活動作も一人でできることはほとんどなく、体幹が弱く、しっかりした足取りで歩行もできません
発語というより、口にする音は「ば、ま、ぱ、た、だ」などの喃語だけでした。
こちらの言葉での話しかけにも無反応で、おそらくこちらの言葉で理解できていたのは「バイバイ」「ちょうだい」「いただきます」程度ではなかったでしょうか。

見慣れない場所には少し緊張を見せますが、機嫌の良いときはよく笑い、人と関わることに興味がある様子です。
とはいえ2歳のお友達、着座も、切り替えも全くできず、思い通りにならないと泣いたり、物を投げたりと、なかなかの態度です。
お弁当を持参していたのですが、ご飯も自分では食べられず介助が必要でした。

保護者様は、楽しく通える場所を見つけたいと話しておられたそうです。
そして、まずは発語を願い、言葉で指示が伝わるようになり、いろんな人と関わりが持てるようになって欲しい。
コミュニケーションが円滑に取れるようになり、切り替えができるようになってほしい。
そして日常生活動作も自分で出来る様になって欲しいと希望しておられました。

個別支援計画では、言葉の理解と言葉の表出、人と関わり、気持ちを伝え、やり取りを楽しめることを目指していきます。
姿勢の崩れなく着座姿勢を覚え、集中して細かな作業をしたり遊んだりできるようになり、また身辺自立を図っていくことを目標にしました。

あらゆる課題と教材・教具を選択し、お口の体操、模倣、微細活動(シール貼り、洗濯バサミ、プットイン、クレヨン)、絵カードの名前、絵カードの選択、仲間分け、パズル、絵合わせ、コンパスプリント、スプーンの練習、絵本の読み聞かせ、手遊び歌、体幹トレーニング、運動遊び、トイレトレーニング、食事動作練習などに取り組んでいきます。

座って何かに取り組むことなど、COMPASSに来るまでは経験したことがなかったお友達。
当然、腰掛けることもできず、ピシッとした着座姿勢を保持することなど、体感もまだ弱いお友達にはただ辛いだけのものだったでしょう。

COMPASSの療育はまずは着座からです。
そこで先生は、まずは座るとどんないいことがあるのか確かめてもらうことから始めます。
座ることで心身ともに落ち着き、目の前の課題にだけ集中できます。
また、お友達の興味ある活動を探し、お友達が夢中になって楽しめること探しから始めました。

弱い体幹を耐えるためにバスタオルなどを使用したトレーニングも行いました。
体幹を鍛えていくことで、実は食べたり飲んだりといった動作、嚥下についても改善が認められるのだそうです。
お友達にはよだれがあり、口を開け閉めする口輪筋が未発達だったようです。
そんな口腔器官の発達を促すように、お口の体操や他動的なマッサージを実施していきました。

お友達は動物が大好きで、その絵カードを出すと目を輝かせます。
大好きな動物や乗り物の絵カードで口の開け方、発声のやり方を教えながら、笑い声でもいい、不満な声でもいいからなんとか発声を目指していきました。
また、本を読んでもらうのも大好きだったので読み聞かせを通して、徐々にわかる!という言葉の世界を広げていきました。

ですが、いつでもノリノリで課題に取り組めたわけではなく、気分にムラがあり、上手く行かないと泣いたり、物を投げたりといった抵抗はしばらく続きました。
好きなカードを使った活動や、すごいね!と大袈裟なくらい褒めることで、成功体験を増やし、お友達の「やりたい」を引き出せるように関わっていきました。
そして、少しずつお友達の様子に変化が見られるようになってきました。
(後編へ続きます。)

COMPASS発達支援センター大野城
所在地:〒816-0982
    福岡県大野城市畑ヶ坂1-10-22
連絡先:092-586-7328

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