COMPASS多良見 発語の先にあるものへ(2)

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS多良見のお友達が利用し始めて半年、その年のクリスマスを迎える頃になっていました。
お友達はCOMPASSで過ごす流れも理解し、もう自分ひとりで身支度もできるようになりました。
座ったかと思えば離席を繰り返していたお友達ですが、着座して離席せずに落ち着いて活動に取り組めるようになりました。

取っ掛かりに苦労していたお友達同士の関わりですが、言語でのコミュニケーションではありませんが、お友達なりの表現で「ちょうだい」「おねがいします」といったコミュニケーションが取れるようになってきていました。

身支度や言葉の学習のほかにもCOMPASSではプリントのA1、絵カードでの語彙の習得、絵本読み、指先巧緻性を高めるための洗濯ばさみ、パズルなども並行して行いました。
特に言葉については、来所のたびに活動に取り組み、少しずつ模倣が始まり、なんとか真似て発声しようと努力する姿が見られるようになってきました。

やがてCOMPASSで修得したことがお友達の生活の一部になって定着していきました。
保護者様からも「離席せずに落ち着いて過ごせるようなり、幼稚園でも少しずつ落ち着いて活動に参加できるようになって嬉しい。」と評価していただきました。
そして「少しずつ模倣の言葉が増えてきて嬉しい。」とのお言葉をいただきました。

走り回っていたお友達が、欠かさずCOMPASSに通ううちに、着席できるようになり、離席せずにしっかり話を聞いて言葉の訓練を続け、落ち着いて学習や活動ができるようになりました。
うがいすらできなかったお友達でしたが、指示がなくても自分の身支度をできるようになってきました。
遠巻きに見ていた他のお友達との関わりに関心を持ち、コミュニケーションを学びながら一緒に過ごす時間を楽しめるようになったことも大きな成果です。

通い始めて1年が過ぎ、お友達が知った誰かと過ごす楽しさ、気持ちを伝え合う喜びが、今、挑戦する力になっています。
COMPASSではこれからはもっとルールのある少人数の簡単な集団活動に参加し、お友達との関わり方を学び、積極的に関わろうとする意欲を育てていきたいと考えています。

引き続き発語を目指した語彙の習得や模倣、口舌の訓練、そして何より人との関わりの中で発声を試みる挑戦を続け、発語の先にある学びや楽しいおしゃべりに導いていきます。

COMPASS発達支援センター多良見
所在地:〒859-0405
    諫早市多良見町中里129-9 森ビル2F
連絡先:0957-43-5538

(事業所名をクリックして頂くと事業所案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)
Copyright(c)2018@compass328 T.0. All Rights Reserved.

初めての方へ

COMPASSの療育手法
ご利用者の声
COMPASS施設一覧