COMPASS熊本東 確かに言葉の理解は進んで…(2)

月曜日のCOMPASSです。
COMPASS熊本東のお友達が通い始めてから8ヶ月ほどが経過した、翌年の6月あたりだったでしょうか。
それまでのお友達は、来所してから挨拶、靴を脱ぐ、靴箱に入れる、鞄を仕舞うなどの一連のルーティンは、なかなかスムーズに対応できていませんでした。
それがこの頃からは、先生の口頭の指示だけでスムーズにやれるようになりました。

以前はおもちゃを独り占めできないと泣いていたお友達ですが、皆と交代でおもちゃを使うことができるようになりました。
おむつ交換も泣いて嫌がり、トイレにも入れなかったのですが、この頃からトイレに行けるようになり、便座に座り排泄の後は、自分でズボンを履けるようにもなりました。
言葉の学習の積み重ねで、模倣が上手になり、3語文での会話ができるようになってきて、コミュニケーションの形になってきました。

ここのところ、確かに言葉の理解は進み、同時に心も成長している様子が見られます。
保護者様からも特に心の成長を評価していただいています。
利用開始の頃、しばらくの間は誕生したばかりの妹に対する複雑な気持で情緒が乱れ、癇癪につながっていた時期もあったようですが、最近は全く違います。
妹に「これおいしいよ!」と話しかけるなど、優しく接する姿も見られるようになっているのだそうです。

ごくたまに妹とおもちゃの取り合いで癇癪が起きても、すぐに泣き止み、ケロッとしているお友達の様子に、保護者様も「見守りつつ静観しておけば、自分でクールダウンできるとわかって気持ちが楽になりました。」と話しておられます。
COMPASSの先生から「事前予告が有効」とアドバイスを受け、ご自宅でも心がけておられるのだそうです。
事前に伝えておけば、最近は予告やスケジュールの通りにスムーズに切り替えて行動できるので「確かに言葉を理解しているなぁ、と実感しています。」とも言っていただきました。

当初のお友達は集団活動に全く興味を示さず、ひとりで遊んでばかりでした。
それがある日、集団活動でアンパンマンの紙芝居を皆に読んでいると、離れて座っていたお友達が、不意にトコトコと紙芝居に近づき、じっと眺めたり、裏側を覗き込んだりして、興味を示したことがありました。
その後、それまで座っていた場所に戻って行ったのですが、実はしっかりと耳だけは絵本のお話を聞いていたことは明らかで、それが集団活動の和の中に初めて入れたと言える瞬間だったそうです。

最近では夢中で遊んでいても、声かけだけで気持ちを切り替え、集団に参加できるようになってきました。
また、それまでは食事中でも落ち着かない様子がありましたが、この頃から座って食事ができるようになってきました。
お友達が通い始めて1年と2ヶ月、たくさんの言葉を知り、たくさんの経験を通して「できた!」と言う体験が増え、少しずつ成長してきたお友達です。

これからもルーティンやトイレトレーニング、言葉の学びで、できたと言う喜びを実感できるように、些細なステップアップでもたくさん褒め、共に喜び、次のステップに繋がるように促し、個々肯定感の向上から積極的に挑戦する気持ちを引き出せるように促し続けます。
また、お友達の満たされない気持ちが癇癪として出てきても、先生は優しく丁寧にしっかりと関わりながら、楽しい!嬉しい!と感じられる活動に目を向けられるように導き、大きな成長への架け橋となるような促しを続けていきます。

COMPASS発達支援センター熊本東
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