COMPASS諫早 苦手の克服のために(2)

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS諫早のお友達が通い始めてから半年、それは初めての小学校の夏休みを終え、二学期を迎えた頃でした。
最初の頃は事業所への行き渋りや、来所しても泣いて過ごすことが多く、食事も特定の食材しか食べられなかったお友達でしたが、次第に笑顔で来所し、楽しく活動に参加できるようになりました。
それまではやりたくない活動を勧められても、拒否をする言葉も出せず、ただ泣くだけのお友達でした。

活動の中心には集団活動と会話の訓練があり、この半年、お友達は活動の中でたくさんの経験を積んでいきました。
その結果、少しずつ気持ちを口に出すことが増え、気が乗らない活動だと「やらない!」「・・・だから(やらない)。」など、はっきりと気持ちを言えるようになりました。
気持ちを伝える会話が出始めると、逆に先生の促しで参加できる活動も増え、最近では自分から進んで集団活動に参加することも増えてきているのだそうです。

集団活動でお友達と関わる機会が増えてくるにつれ、一人遊びばかりで過ごす余暇の時間も、今では親しくなった数人のお友達の名前も覚え、同じおもちゃを共有して、周りのお友達と遊ぶことも増えています。
お友達と関われるようになった頃からは一気にさまざまなことが改善されてきました。
長い時間座ったままの活動は本当に定着が難しかったのですが、この頃からCOMPASSが目標にしている45分間は離席せず学習に取り組めるようになってきました。

改善できたことはまだまだあります。
柔らかい食べ物しか口にできなかったお友達ですが、繰り返し食事の指導と励ましを続けていくうちに、2学期頃から選り好みせず食べられるようになりました。
また、切り替えがかなり難しかったお友達ですが、これも改善が見られ始めています。
先日、久しぶりに療育担当になった先生から「以前は嫌なことがあると切り替えにとても時間がかかっていましたが、今日は、嫌なことがあってもすぐに(5分もかからないうちに)切り替えられていて、成長を感じました!」という大きな成長を評価する現場の声があったそうです。

COMPASSで取り組んできた苦手の克服は、継続し、励まし、支え、褒めていくことの繰り返しでした。
これからもさらなる発声の明瞭化を目指しながら、まだ苦手な自分の気持ちを整理して話す課題に挑戦していきます。
一方的な会話の質や、単語や短い会話でしか伝えられない会話も多いため、語彙力を増やし、正しい言葉を使い、より気持ちや状況を表現できるような会話を目指し、やはり継続した活動を続けていきます。

COMPASS発達支援センター諫早
所在地:〒854-0041
    長崎県諌早市船越町891ー2
連絡先:0957-56-9328

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