COMPASS新下関 兆しを求めて…(2)

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS新下関のお友達が通い始めて1年2ヶ月ほど経ち、季節は真夏を迎えました。
ほぼ発語ではなく喃語、指差しでのコミュニケーションしか取れなかったお友達。

日常生活動作では場面に応じた相応しい挨拶ができず、トイレでの排泄もできていませんでした。
それらの困りごとを解決しようとさまざまな教材を活用し、繰り返し、繰り返し言葉を知り、発語の訓練に取り組みました。

最初のうち、お友達は慣れない着座になじまず、離席が多く、集中できるのも短時間でした。
まだ幼いお友達は先生に構ってもらいたくて先生の仕事を邪魔し、困らせたりする場面もありました。
人との交流も経験があまりなく、園でも集団活動に参加できなかったお友達は、COMPASSでは先生が人と関わる機会をたくさん作り、少しずつ輪の中に入っていけるように促していきました。

たくさんの学び、そして練習、何度も繰り返す、できるまで繰り返すことで一歩ずつですが、お友達の歩みは目指す方向へ向かっています。
お友達の頑張りで、正しく発音できるひらがなが増え、お友達の言いたいことが伝わるようになってきました。


最近でき始めた色の識別も「あか」と「あお」の名前を覚え、色との明確な一致ができています。
名前の「お」の字が一人で書けるようにもなってきました。
体力もついてきたお友達は、午睡も必要が無くなり、集中力もついてきて、離席も大幅に減ってきました。

トイレトレーニングは、30分程度間隔をあけた声かけから始まり、やがてお友達自身の感覚で自主的にトイレに行けるように導きました。
排尿の間隔が伸びた今では、2時間程度あけてトイレに行くようになり、ほとんど失敗もありません。
これらお友達の成長の一つひとつをご覧になり、保護者様もお友達が正しく発音できていること、ひらがなや

単語が出始めていることや、排尿の間隔も伸びて失敗しなくなったことなどを喜んでいただいています。
保護者様との密に組んだ取り組みで成し得たこともたくさんあり、COMPASSでは引き続きご家族様と共有しながらトイレトレーニングなどを継続していきます。

これからも繰り返しの学習活動を継続し、1歩の歩みは小さくても、確実に成長へと進んでいきます。
繰り返しの日々は単調のようでいて、学びを積み上げたからこその驚きの一瞬を見せることがあります。
そんな成長の兆しを逃さずにしっかりと受け止め、就学を迎え、その後も更なる高みへ共に歩んでいきます。

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