COMPASS本部教室 その一言が聞きたくて(2)

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS本部教室のお友達も通い始めて2〜3ヶ月経った頃にはCOMPASSに通うことに慣れてきました。
担当になった先生とも打ち解け始め、言葉のやりとりをしたり、楽しく遊んだりする様子が見られるようになってきました。
そればかりでなく、初めは問い掛けにうなづくだけの反応が黙ってうなづくことから「うん」「いや」「なんで?」などと単語一言だけではありますが、言葉での返事が返ってくるようになり始めました。

やがて言葉を交わす対象が担当となった特定の先生だけでなく、どの先生とでもある程度の会話ができるようになり、言葉でのコミュニケーションがとれるようになってきました。
語彙は持っているお友達、簡単な単語のやり取りだけだった会話が、わざと答えと反対のことを言うような、あまのじゃくな面も見られるようになり、会話の場面でも極端な緊張状態でなく、リラックスできていると考えられます。
文字や数字の理解はまだ難しいものの、他のお友達がいる前で絵本を読もうとする意欲的な姿も見せるようになりました。

保護者様も緊張のあまり会話が成りたたなかったお友達が、今では言葉のやり取りはある程度できるようになり、意思表示の伝え方もスムーズになってきていることを喜んでおられます。
さらにひらがなの読み書きはまだ難しいようだが、名前を書いたり、言葉を真似て書こうとする意欲を見せるようになってきたことも評価しておられます。

小集団の活動などで誰かと関わるとき、そこには会話がつきものです。
それが辛くてお友達はこれまで50音唱和や体操は自分からは参加しようとしませんでした。
それが、この頃からは自分から意欲的に参加するようになりました。

お友達数人で読み聞かせのときにも、皆の前で絵本を先生と一緒に読んだり、自分から先生やお友達に話しかけたり、幼稚園での出来事を伝えたりするようになってきました。
この頃からは、先生がいないと楽しめなかった自由時間でも、好きな遊びをお友達と楽しむことができるようになってきました。
その一言が聞きたくて二人三脚で取り組んできた結果、目を見張るような成長が続いています。

今月、お友達は小学生になりました。
幼稚園よりも多人数での学校生活が始まり、時間ごとに区切られたスケジュールをこなし、揃って給食を食べたりと、これまでと全く違う日々が始まります。
まだ知らない新しいクラスメイトに囲まれて、お友達はちゃんと話せるのでしょうか?
もしかしたら最初はうまくいかないかもしれません。
少し状態が遡ってしまう可能性も考えられますが、きっとすぐにCOMPASSでの経験で得たものを取り戻し、元々持っている明るい性格が学校生活の中でしっかりと出せるように今後も寄り添い、お友達が楽しいおしゃべりができるようになるまでしっかりと支えていきます。

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