COMPASS発達支援センター高松 ゆっくりと、確かに育つ“できる”の芽

こんにちは。今回ご紹介するのは、COMPASS児童発達支援センター高松に通う中学2年生のお友だちの成長の軌跡です。

言葉がうまく出せず、自分の思いを伝えるのが難しかった頃。集中が続かなかったり、やりたくないことには体が動かなかったりと、支援が始まった当初はさまざまな課題が見られていました。それでも、お友だちは「絵本や紙芝居の模倣」「音読」「数字の認識」など、小さな一歩一歩を積み重ねながら、着実に力をつけてきました。

最初は「あ行」の発声から。口を大きく開ける練習を重ね、繰り返しの言葉を楽しむうちに、言葉の模倣が増えていきました。また、数字の読み書きも積み木などの具体物を通して、少しずつ「数」と「数字」が結びついてきています。

日常生活のスキルでは、タオル畳みやひも結びなど、「できた」の実感が持てる活動を通して生活力の向上にも取り組んでいます。最近では、学習前にスケジュールを確認し、終わりまでやり遂げられる日も増えてきました。着座時間も少しずつ延び、姿勢を意識して課題に取り組む姿も見られています。

ある日、お友だちが帰りの車内でほかのお友だちに楽しそうに話しかけていたり、自分から「どうぞ」と順番を譲ったりする姿がありました。自分の気持ちを言葉で表すことが難しかった彼が、人との関わりの中で少しずつ“伝える力”を育てていることを実感する場面でした。

今では足し算にも挑戦中。指や○印を使って計算し、できた!という笑顔を見せてくれています。お手本を見て作品を作ったり、簡単な指示を理解して行動に移したりと、「わかる」「できる」の経験が積み重なっています。

これからも、さまざまな経験を通して、学習面のステップアップだけでなく、人との関わりや社会的なマナーも丁寧に育てていきたいと思います。一歩一歩の歩みの中に、大きな可能性が確かに育っていることを感じています。


COMPASS発達支援センター高松

所在地:香川県高松市伏石町2155-18 フィット伏石Ⅲ

連絡先:087-867-5823

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