COMPASS発達支援センター岡山 “興味”で引き出す挑戦

こんにちは。今回ご紹介するのは、COMPASS発達支援センター岡山に通う小学1年生のお友だちです。

入学を目前に控えた頃のこと。お友だちは新しいものや変化がとても苦手で、少しでも予期しないことがあると大きな声が出たり、癇癪を起こしてしまったりすることがありました。学校での集団生活や宿題に対する抵抗感も強く、保護者様はその先にある“学校生活”を不安に感じておられました。

そんなお友だちの変化のきっかけとなったのは、「興味を持ったことから取り組む」という療育のスタイルでした。

ひらがなの練習も、最初はまったく興味を示さなかったお友だち。でも、換気扇や扇風機など、好きなモノの名前から書く練習を始めてみると……少しずつ手が動きはじめました。絵カードやプリント、手指活動の中でも「できた!」の経験を重ね、苦手意識が和らいでいきました。

さらに、苦手だった物づくりにも嬉しい変化が。

ある日、「やってみたい!」と自分から時計の分解に挑戦。以前は関心すら示さなかったことに、自ら手を伸ばす姿に、保護者様も驚かれていました。

取り組みの中では、集中しやすい環境づくりも大切にしました。学習前には体を動かす課題を取り入れ、心と体の切り替えを支援。活動中に間違えると投げ出していた場面も、徐々に「もう一回やってみる」という気持ちが芽生えていきました。

お友だちが安心して過ごせるよう、スタッフは日々の声かけにも工夫を凝らしました。「いまは◯◯の時間だよ」「次はなにかな?」と、見通しのあるスケジュール提示で、行動の切り替えをサポートしています。

保護者様からは、こんな声も届いています。

「家でも少しずつ挑戦が増えてきて、絵本を読んでと言うようになりました」「動物園では以前より関心を持って見てくれました」「一口も食べられなかった新しいごはんも、今では“おいしい!”と完食する日があります」

学校生活でも、交流学級での給食当番や発表に前向きに取り組めるように。勝ち負けへのこだわりから癇癪を起こすこともありましたが、最近では親子のすごろくで負けても泣かずに楽しむ様子が見られるとのことです。

たくさんの「できた」が重なり、「やってみよう」という意欲へとつながっているお友だち。これからも、“興味”の芽を大切にしながら、小さな挑戦を積み重ねていきたいと思います。

COMPASS発達支援センター岡山

所在地:岡山県岡山市北区東古松3-4-14 パークサイドレジデンス1F

連絡先:086-222-0178

(施設名をクリックして頂くと、施設案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)
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