COMPASS発達支援センター中津 言葉と行動がやさしく変わる時間

こんにちは。今回ご紹介するのは、COMPASS発達支援センター中津に通う小学4年生の女の子のお友だちのエピソードです。

利用を始めた当初、お友だちは乱暴な言葉遣いが多く、落ち着いて座ることが難しい様子でした。食事中も立ち歩いてしまったり、家では車のボンネットに登ってジャンプをするなど、危険な行動も見られていました。読み書きが難しいこと、手洗いや歯磨きをしないこと、整理整頓が苦手なこともあり、保護者様のご心配は多岐にわたっていました。

 

そんな中で、「その場に合った言葉を使えるようになってほしい」「お友だちを作って集団で遊べるようになってほしい」「衛生面への意識を持ってほしい」といった保護者様のご希望をもとに、支援が始まりました。

 

最初は小集団からの活動スタート。2~3人の関わりの中で、「みつば日記」や「絵カード」、「あいうえお表の唱和」などを通じて、言葉や行動のタイミングを身につけていきました。うがいや手洗いの習慣化には、職員がそばで手順を一緒に確認する支援を継続。読み書きには、無理強いせず、なぞり書きや唱和を根気よく繰り返しました。

また、ビーズを使ったお箸の練習や、時計教材による時間の理解、辞典を用いた語彙の広がりなど、生活や学びに直結する活動も多く取り入れています。片付けについては、「自分の物を自分で判断する」ことを目的に、片付けの時間をあえて多めに設け、行動を定着させていきました。

集団活動や学習への参加は、最初は強く拒否したり、顔を伏せたりしていたお友だちでしたが、利用から5か月が経った頃から、少しずつ変化が見られるように。今では、手洗いやうがいを声かけなしでも自ら行うようになり、漢字の練習にも取り組む姿勢が育っています。

 

最近では、兄弟と楽しく遊ぶ様子や、お手伝いを自分から進んで行う姿も見られるようになりました。「字がきれいだね」と声をかけられると、うれしそうに職員に見せてくれる姿も印象的です。

現在も、他児とのやり取りの中で困ってしまう場面はありますが、少しずつ相手の存在を意識し、行動や言葉を選ぼうとする姿勢が芽生えてきました。

 

これからも、一つひとつの「できたね」を積み重ねながら、お友だちが自信を持って関わりを楽しめるよう、丁寧に支援を続けてまいります。

COMPASS 発達支援センター中津

所在地:大分県中津市大字田尻1164-1

連絡先:0979-64-7108

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