COMPASS観音寺 優しさは自信とともに羽ばたく

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS観音寺には社会に旅立つための準備を頑張っているお友達がたくさん通ってきています。
今日ご紹介するお友達は昨年の春からCOMPASSに通い始めた中学生。
保護者様も願う目標は「身辺自立」、社会に出てからも笑顔で過ごせるよう、毎日の活動で様々な経験を積んでいます。

さて、観音寺には「当番活動」と言うプログラムがあります。
当番活動では、毎日のおやつの時間に台拭きや配膳、食器洗いなどのお手伝いを順番にお願いしているのですが、最初は「私にできるかなぁ?」と不安になったり、自信が持てなかった様で積極性は見られなかったお友達。
今では、今日は何のお当番を任されているのかな?と、むしろ楽しみにしていて、COMPASSに着くとすぐに自分の役割を確認するお友達です。
少し自信がついた様で、自分に任されたその日の当番を、仲間と協力しながら笑顔を見せて頑張る姿に変わってきました。

学習では集中してプリント学習を中心に頑張っています。
主に使っているのはCOMPASSのプリントです。

学習もまた、通い始めの頃には難しい問題や初めて取り組む課題には始める前から苦手意識に囚われてしまい、自信がなく、すぐに先生に助けを求めてしまうお友達でした。
でも、真面目で基本的には学習も大好きなお友達。
経験を積んで成功体験が積み上がるに連れて、今ではプリントができた後に「音読もしたいです!」と積極的な発言があったり、制作など集団活動で学習ができない日でも「今日もお勉強したいです。」と意欲的な姿が見られるようになりました。

「身辺自立」を目指すお友達は例えばボタンの留め外しやちょう結びなども毎日取り組んでいます。
制作活動などで細かい作業を行っていますが、この課題にも 手先の不器用さがあり、本人も苦手意識を持っていました。
制服のボタンの留め外しやカバンのファスナーの開閉なども苦手で、促しても自分ではやってみようとしませんでした。
ですが最近では「できるかは分からないけど、まず1回挑戦してみよう!」という姿勢を見せる様になってきました。
挑戦してみたとき、意外と簡単にできた!という嬉しい達成感も後押ししてくれた経験となった様です。

あんなに消極的だったお友達が、こんなに積極的に意欲を見せるに至るにはどんなことが影響したのでしょうか?
それは、一人だと不安だけど一緒に活動する先生やお友達がいることで安心できたことや、できることから少しずつ繰り返し繰り返し行なって達成感を得られたこと、1つずつできることが増えていったことで、次第に自信が持てるようになってきたことが大きな変化を呼び込んだのではないでしょうか。

もう一つ大きな要因は、お友達自身の優しさと生来の責任感の所以だと思います。
観音寺には小学生・中学生・高校生が通ってきていますが、比較的低学年のお友達の割合が多く、お友達は少しお姉さんと言う存在です。
お友達は、普段から他のお友達のことを気にかけてくれる優しいところがあり、年下のお友達のお手本になろうと頑張っているようです。

写真はイメージです

 

頼りにされると、人は嬉しくなります。
期待に応えよう、役に立とう、そう思って頑張ります。
役に立っている実感で自分が認めてもらえていると感じ、自分が他のお友達のために貢献していることで充実感が満たされ、また次も役割を果たしたいという意欲につながっています。
だからこそ、お友達は応えようとしてお手伝いだけでなく、精一杯のことをしようとあらゆる場面で積極的な頑張りを表す様になったのでしょう。

これは社会に出るにあたりとても大事な学びです。
きっかけを羽ばたきに変えたお友達。

優しい気持ちが育む積極性は、これからもお友達自身の未来を、そして周りの人を照らす成長の架け橋となることでしょう。

COMPASS発達支援センター観音寺
所在地:〒768-0022
    香川県観音寺市本大町1673-3 本大マンション202
連絡先:0875-23-7328

(事業所名をクリックして頂くと事業所案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)

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