COMPASSしまんと 未来を歩くのは・・・

水曜日のCOMPASSです。
COMPASSしまんとのお友達は通い始めて3年目、小学校3年生の冬を迎えています。

小学校からCOMPASSに通い始めましたが、着座して集中することや、コミュニケーションに困りごとを抱えていたお友達。
言葉で表現出来るように、読み書きが出来るように、人と関わって仲良くできるようになって欲しい・・・保護者様の心からの願いです。

当時のことを思い出し、まずコミュニケーションを取ることが難しかったと先生は言います。
言葉の理解ができず、自分の気持ちを表すことだけでなく、相手の言っていることも伝わりません。
新しいことへの拒否を強くあらわし、新しい環境・場所・人に慣れにくく、じっとすることや着座も続きません。
先の見通しがつかないことがあると、不安が先に立ち、納得するまで同じことを繰り返し聞いたりと、せわしなく落ち着きません。

COMPASSの「興味あること探し」からお友達のプランがスタートしました。
幸いなことに、お友達は絵本が大好きで、絵本を見せると笑顔です。
そこで、着座を維持することと、絵本を用いて言葉の習得を同時に促すようにしてみます。
絵本の音読は語彙力の向上に大変効果をみせ、だんだん「わかる」「使える」言葉が増えていきました。

座れることは集中につながり、落ち着いて目の前の課題に取り組む準備ができるということです。
椅子に座ってプリントなどの課題をスタートすると、意欲を見せるようになっていきました。
すると、いつの間にか絵本1冊が終わるまで着座できるように大きく成長を確認できました。
着座が長くできるようになってから、なぞり書き・数のおけいこ・50音の発音練習もスタート。
学習支援として、漢字プリント、国語プリント、絵本音読、日記、時計の学習もだんだんと増やしていきました。

ひと月目より翌月、翌月より半年後、そして半年後・・・お友達はお友達のペースで学びを積み重ねていきました。
あれから3年。
つまづくと、いつも「教えて!」と先生に聞きながら取り組んでいたお友達でしたが、現在はひとりで考えて問題を解き「できました!」と店に来る姿をご覧いただけるようになっています。
COMPASSの送迎中には「音楽!」「音、下さい」とよく聞いたものですが、今では音楽を聴きたい時には「音楽をかけて下さい。」と正しくお願いすることができるようになっています。

ツールを多用してはいろいろな角度から学ぶ言葉の学習。
やがて言葉の意味を理解し、口にすることができ、正しく伝達されるようになっていくお友達の会話力。
なぜお友達は素晴らしい成長ができたのでしょうか?
・・・それは繰り返し学習を何度も厭わずにがんばっていることに尽きます。
その頑張りができるのは、繰り返し学習で「難しいことでも絶対できる!」ことをお友達はもう知っているからです。

やがて、1年生の漢字の読み書きや、国語の短い文章問題も上手に出来るようになっています。
教える、教わるのではなく、お友達自身で言葉に興味を持ちだし、絵本音読もスラスラと上手に読めるようになったのです。
COMPASSに通うたびに挑戦していた日記も、文章を作って書けるまでに成長を見せます。

あの暑い夏がやってきた頃、周りのお友だちに興味を持てるようになってきたお友達。
みんなの近くに行ったり、同じ空間で過ごすことが楽しくなってきたようです。
今では「貸してね。」と口にしながら、物の貸し借り等も出来るようになり、輪の広がりを実感できているようです。

保護者様と一緒に、先生と二人三脚で、そしてこれからは・・・
未来を歩くのはたくさんのお友達と一緒。
大勢のお友達と笑顔でよく学び、よく遊び、そしてもっと成長してほしい願う大人たちです。

COMPASS発達支援センターしまんと
所在地:〒787-0013
    高知県四万十市右山天神町4-31
連絡先:0880-34-8328

(事業所名をクリックして頂くと事業所案内ページへ。電話番号のクリックで電話がつながります。)

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