COMPASS須崎 晴れやかな笑顔で卒業

木曜日のCOMPASSです。
この春、COMPASS須崎から卒業するお友達がいます。

お友達がCOMPASS須崎にやってきたのはちょうど一年前の春。
あと一年で高校を卒業するという時期、社会への旅立ちを想い、積極性や自主性を身に付けて欲しいということや、考えて行動できるようになって欲しい、また周りの人へも優しい気遣いができる社会人になって欲しいという母の願いがありました。

昨年の春のお友達は指示があるとそれを一生懸命取り組む真面目な姿勢を見せていました。
しかし、確かに自分から発信することは、あまり見受けられませんでした。

どこまで成長に繋げて行けるかという残り1年間の限られた時間の中で、就労に向けて、協調性、社会性を身につけるプログラムを考えてお友達のCOMPASSがスタートしました。
色々な事に興味を持ってそこから学びとれるよう、成功体験を増やして自信に繋げて行けたら・・・と、切に願いながら取り組みます。

会話は成立するものの、さらに言葉に幅を持たせ、他者とのコミュニケーションがとれるよう課題を設定し、また数の概念(数、量、お金)を確立させることに注力します。
社会に出たら必要になる電卓も正しく使えるようになることを目指し、他のお友達との関わりの中で、人との距離感を学ぶプランが考案されました。

お友達、頑固なところもありました。
苦手な学習は、嫌がり、取り組もうとせず「これ前にやったから、やらん!」と拒みます。
国語・漢字の学習では、分からないものを空白で提出したくないとの意思はとても強く、粘ります。
先生が「辞典を使って調べていいよ。」と伝えると、明るい表情になり、丁寧に作業をこなし、全て埋めて提出。
これがきっかけになり、「できた」という達成感で成功体験の経験が積み重なっていきました。

COMPASSでは年に数回イベントがあったり、避難訓練を行ったりするのですが、そんな集団活動でお友達の様子が変わっていきました。
コミュニケーションの習得が進みだすと、他のお友達の様子を気にかけて、それを先生に伝えてくれるようになりました。
いつの間にか、自分から困っている他のお友達の手助けをしたり、教えてあげたりする姿を見かけるように。

最近のお友達は、明らかに静養した表現で学校やお友達との出来事を明確に先生に教えてくれます。
学校では生徒会長を務め、COMPASSでもみんなの意見をまとめることができたり、気遣い、配慮する様子が伺えるようになりました。
とても優しいお友達は、先生も周りのお友達も、皆が大好きな大切な存在になっていきました。

1年間はとても早く、今月を持ってお友達のCOMPASSは卒業となります。
一緒に過ごした夏祭りや避難訓練、色々な出来事を胸にお友達は旅立ちます。

4月から2年間は就労移行支援の「NPO法人日高わのわ会」さんへの進路が決まりました。
すでに実習も体験し、未来に向けて夢が膨らむお友達の表情は、自信に満ちてとても晴れやかです。
少し寂しい先生たちですが、明るい笑顔を向けて「頑張るね!」と自分の言葉で語るお友達の人生を、これからも遠くから応援していきたいと思います。

COMPASS発達支援センター須崎
所在地:〒785-0036
    高知県須崎市緑町9-27 須崎保岡ビル2F
連絡先:088-855-9338

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