COMPASS観音寺 この歩みがやがて声となり、言葉となって

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS観音寺のお友達、4月から6年生になります。
通い始めて一年半が過ぎました。
保護者様が願っておられたのは、排泄などの身辺自立ができるようになってほしいということ。
そして自発的な発語がないため、自分の名前だけでも言えるようになってほしいという願いでした。

そのころのお友達は、発語はないが、「はい」や「いいえ」などは伝えられるようでした。
促すと、着座することはできますが、一つ一つの活動時間は短いものでした。
意外にも数やアルファベットには、お友達なりの興味を持っているようでした。
お友達の中に眠っている可能性を引き出し、今は難しくて苦手なことも、「できた!」を体験することで、少しずつ「できるよ!」に変えていこうとプランが設定されました。

まずは身辺自立から、毎日の習慣化として排泄習慣を身につけることや、日常生活において自分でできることを増やすことを目指します。
苦手意識を克服して、学習に意欲をもち、落ち着いて取り組む姿勢を育てたいと願い、COMPASSの日々がスタートしました。

日々、通ってきて課題を一緒に頑張ろうとするのですが、好きなことや興味のあることは抵抗なく頑張れるお友達。
ところが、苦手なことや好きじゃないことは、頑として取り組もうとしません。
やる気が起きない時は、周りの音やモノが気になるようで、何かあるとすぐに席を立とうとします。

今日は1行、、次の日には2行、そんなふうに少しずつ頑張りを伸ばすCOMPASSの学習。
入室してから対処するまでのトイレ、手洗い、課題、片付けという流れを声かけしながら習慣化していきます。
時にはやりたくないと訴えることもありましたが、時間をかけて着座していけるように促しを続けると、次第に自分が何をするのかという流れを理解して、促しがなくても覚えていることはやろうとする姿勢に変わっていきました。

一年たった頃から「できた!」の体験がたくさん積み重なってきたお友達、自信がついて、意識に変化が現れてきました。
興味があったことを伸ばすCOMPASSで取り組んだ数の学習。
今では、1から100までの数やアルファベットを前からも後ろからも、きちんと順番に並べられるようになりました。
ほとんどの数字は、自分で書くこともできるようになってきています。

お友達が経験した沢山の「できた!」という実感。
それがきっかけとなり、興味が「ひらがな」にも現れ、「ひらがな表」を見ながら文字を並べることもできるようになりました。
あいうえお唱和や、ひらがなを並べる際に、一言ずつ、一音ずつ発声の練習も頑張っています。
できる喜びがお友達の成長を促し、一つ一つの活動時間が長くなり、集中力も伸びているということです。

お友達はとても周りをよく見て、行動するという性格の持ち主。
その性格が成長の後押しをしてくれて、他のお友達が勉強している姿に良い刺激を受け、自分から「やってみよう!」と挑戦する心を育みます。
色々な教材に関心を持ち、諦めないで取り組めるようになりました。

小さなお友達と違い、それが普通の生活習慣として何年も暮らしている場合、新しいことを受け入れるのは難しいものです。
お友達の努力で身についた頑張る姿勢がその難しい壁を破り、今、新しい世界へ踏み入れたところです。
この歩みがやがて声となり、言葉となり、楽しい会話と豊かな人生のために、優しい支援は続きます。

COMPASS発達支援センター観音寺
所在地:〒768-0022
    香川県観音寺市本大町1673-3 本大マンション202
連絡先:0875-23-7328

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